日本人の日本酒離れをとめろ。今度は人工知能が日本酒のソムリエに

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つい先日、銘酒「国の寿」の老舗酒造メーカーが破産したというニュースが話題となり、農水省が日本酒の消費量は減少傾向にあると発表するなど、日本人の「日本酒離れ」が止まりません。その一方で、東京の百貨店などでは、いかにして日本酒を売るかという試行錯誤が重ねられています。無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』には、著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんご自身が試された、伊勢丹新宿本店の新しいサービス・人工知能の「利き酒師」の詳細や感想、そして今後の展望などが記されています。

人工知能(AI)がお薦めの日本酒を提案、伊勢丹新宿本店でサービス開始

ユーザーの味覚にあった日本酒を人工知能AIによって提案するサービスが伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)で8月24日に始まりました。

ユーザーは店頭に用意された3種類の日本酒を一つずつ試飲します。タブレットに組み込まれている専用アプリにて、それぞれの日本酒の「甘味」「酸味」「旨味」「余韻」「芳醇(コク)」「好み」を5段階で評価します。一緒に味わいたい食事も選択します。そうすると、ユーザーの味覚の特徴が導き出され、「AI利き酒師」が味覚にあった最適の1本を30種類の日本酒の中から選んでくれます

私はさっそく「AI利き酒師」を試してみることにしました。「節五郎 出品酒」「越乃寒梅 白ラベル」「大七 純米生もと」の3種類が用意されていました。それぞれの日本酒について、6項目を5段階で評価しました。導き出された味覚の特徴は「『酸味余韻に鋭い感覚を持っている」とのことです。そして、選んだ食事を踏まえて薦められた日本酒は「人気一 酒」です。

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