コロナ人工説が先月5月から急に再浮上しました。Facebookまでも検閲を解き、日本のメディアも徐々に報じはじめています。この急転換の発端と今後に予想される動きを解説します。(『ビジネス知識源プレミアム』吉田繁治)
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「コロナ人工説」が再浮上した発端
先月5月頃から急に、新型コロナの起源をめぐって、流れの転換が起こっています。きっかけは上院公聴会での、ファウチ博士に対するランド・ポール議員の追求でした。
ファウチ博士は、20年ぐらい大統領医療補佐官を務めている人物です。新型コロナのウイルスはコウモリ由来であり、自然に発生したものだと強く主張していました(米国立アレルギー感染症研究所所長)。
ファウチ博士は、古くから自分の研究所で、ウイルスの機能獲得実験をしていました。RNAの遺伝子を組み変えて、感染力を高め、動物に接種して感染させ、ワクチンや医薬の開発をする基礎研究です。
政府(オバマ大統領)は、「この実験は危険すぎる」として米国内での実験を禁じました。あきらめきれなかったファウチ博士は、ウイルスの株を武漢研究所に移管し、民間団体を通じて60万ドルの研究費を渡しています。米政府も数百万ドルの研究費を出して武漢での研究を支援したのです。中国が、当初、新型コロナのウイルスは米軍発と言っていたのは、このことでしょう。
この疑惑を、ランド・ポール議員が公聴会で追及したのです。米国の公聴会では、宣誓証言を求められ、虚偽の答弁をすれば禁錮3年の刑事罰になります。
ファウチ博士と研究所を検察が捜査すべきだという声が上がり、追い込まれたファウチ博士は、「新型コロナウイルスが自然由来であることは確かだ、とは言えなくなった」と、それまでの主張と立場を180度変えました。
ここから、怒涛の流れが起こったのです。
ファウチ博士は、90日以内に辞任すると言われます。移管された新型コロナウイルスが武漢研究所で作られ、生物兵器として世界に対して使われたのなら、博士は第一級の国家反逆罪に問われます。これは私の推測ですが、検察の捜査がされないうちにポストを降りるという判断でしょう。
武漢研究所は人民解放軍のウイルス研究施設です。生物兵器と解毒のワクチンや医薬の研究を、同時に行っていると言われています。古来、細菌とウイルスの研究は、国民の健康のためというのが表向きです。生物兵器として、国家が開発実験していたものです。貧者の核兵器といわれていたものです。
米政府とCIAは、イラクにもこの疑惑をかぶせて、イラク戦争を起こしました(2003年)。中国の研究施設は、ぜんぶが中国共産党(CCP)の指揮下にあります。
もし新型コロナウイルスが人工のものなら、生物兵器として研究された可能性が高いでしょう。
米国メディアが報じていること
19年11月頃に武漢で発生したとされる新型コロナは、起源・症状・ワクチンを含めて、「検証」の数値で定かになっていないことが多すぎます。
ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたのは、2012年4月に中国南西部の廃坑(銅山)で3人が死亡し、そのときに新型コロナウイルスに類似したウイルスをコウモリの糞から武漢研究所が発見していたということです(5月26日)。
中国側はこれを否定しています。そのウイルスを人工的に変異させ、感染力を強化させたものが新型コロナウイルスかもしれないとの報道です。
Next: なぜ世界が急に「人工説」に傾いた?当初は無視された論文の中身
無視された「コロナ人工説」の論文
新型コロナウイルスについて「自然界での変異ではありえない人工的なRNAの配列がある」とする中国の研究者から出された初期の論文は、英国のウイルス学者ピーター・ダジャック氏(編集主幹)によって、医学専門誌『LANCET』への掲載を拒否されています(2020年1月頃)。
ダジャック氏は、21年1月にWHO(世界保健機構)の調査団の主幹として武漢に行き、「武漢研究所発である証拠はなかった、動物由来の可能性がある」とした、世界的に認められたウイルス学者(動物学者)です。
当方も、人工説の証拠としての遺伝子配列を示したWEBを見たことがあります(筆者注:その情報は今は消えています)。2020年4月頃のことで、当メルマガでも以下のように紹介しました。
「RNAを操作した人工のウイルスとする説は、SARSのときもあり、現在も人工説は消えていません。新型コロナでも武漢のウイルス研究所から漏洩したという説があり、調査と立証をめぐって、米国(当時はトランプ政権)と中国が争っています。しかし仮に(中国)政府と軍が関与しているなら、それが公式に明らかになることはない。」
世界の医学会が権威を認めている英国の医学専門誌『LANCET』は、新型コロナは自然由来のものであり、人工のものではないとする政治的な立場をとっています。
ところが、英国とノルウェーの学者(HIVワクチンの開発者アンガス・ダルグリッシュ教授とビルガー・ソレンセン博士)も、共同論文で、「新型コロナウイルスとされるRNAウイルスのアミノ酸基は4個連続でプラスの電荷をもっているが、自然界の変異(ウイルスの塩基は配列の変化)ではありえないことだ」としています。
この論文も、医学誌と主流派メディアは無視していたのです。以下は、幸福実現党の宗教家・及川幸久氏の分かりやすい解説動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=GpmFR8ZT4l0
中国論文と同じ、人工説を裏付ける、科学的な証明になるものです。しかし、自然説を喧伝(けんでん)していた医学誌と主流派メディアは、約1年、これをとりあげなかったのです。
ところが、突然、ファウチ博士の公聴会があった5月になって、この論文を報じるように変わったのです。たぶん、何者かによって、底流の潮目が変わったのでしょう。
ファウチ博士の変節
自然発生説を唱え、世界のコロナ対策の先頭に立っていた大統領補佐官ファウチ博士は、「人工説は否定できない」と180度の主旨替えをし、逃げようとしています。
ポジションとマネーとで汚染と感化され政治化した学者には、人間でもっとも枢要な倫理(=人の品格)が壊れた人がいます。当方も個人的に、少数ですが、知っています。
庶民の人格が消えた人が多いのは、御用学者です。原子力ムラもこれでした。「分科会の専門家」も、とは言いますまい。英国のピーター・ダジャック博士も、同罪とみなされるでしょう。「(根拠がないはずの)新型コロナ自然説を唱えたこと」が、それらをあぶり出したように見えます。
Next: Facebookも転向。ついには日本の新聞まで報道しはじめた
Facebookも転向。日本は海外の報道姿勢に従うだけ
フェイスブックは、新型コロナ人工説を「陰謀論」として削除してきました。それが、「流れの変化」を見てか、検閲しない方針に変わりました。しばらくすれば、動画で視聴者に与えるインパクトの強いYouTubeも、検閲をやめるはずです。
日本の医学会の主流派と厚労省は、どんな立場をとっているか。それは、英国のNature、LANCET誌(ウイルスではピーター・ダジャック)と米国(CDCとファウチ博士)への従属でしかありません。
5月になってバタバタと暴かれたことに、私は少し驚いています。
自然発生説の急先鋒だった民主党、CNN、WSJ紙も「人工説」を否定できなくなって、変節しつつあります。世界中が……といっていいでしょう。
彼らは、トランプが言った「武漢ウイルス」という言葉も否定したのです。イギリスやインド変異株とは言うのに、武漢ウイルスという言葉を禁じるのはなぜでしょう。これは日本の新聞も同じです。
もし人工説が確定すれば、2021年夏からは反中国(正確には反習近平政権)の包囲網が敷かれるはずです。巨額マネーを出す中国を守っていたWHO(世界保険機構)も陥落するでしょう。テドロス事務総長も変節しました。
人工説に立って言えること
もし新型コロナウイルスが人工であるなら、感染の広がりは以下のいずれかでしょう。
・ネットワーク組織が生物兵器として意図して拡散したものか
・武漢研究所の不注意のミスによる漏洩か
しかし今回のコロナでは、ミスによる漏洩はないでしょう。その根拠は――
自然発生としたため、存在が立証されていない新型コロナウイルスの闇が生まれた
生まれる政治的な党派
組織というものの本質
世界から賠償訴訟が起こっている
世界の人々への、ウイルスの接種は実験である
日本の厚労省
中国の国家体制の本質
予防薬・治療薬としてのイベルメクチンの浮上
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※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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