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「年収400万の男に口説かれてキツイ」30代婚活女子が結婚のラストチャンスを逃す4大パターンとは?=山本昌義

30代後半の婚活女性から「年収400万円の男性に誘われた、どうしたらいい?」との相談を受けました。まず、年収の低さを気にされていますが、実はそこまで低くありません。冷静にメリットを考えることが重要です。今回は、結婚のラストチャンスを逃す4大パターンをご紹介します。(『婚活FP山本の実例分析書 ~運命の出会い、その先を見据えて~』山本昌義)

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プロフィール:山本昌義(やまもと まさよし)
山本FPオフィス代表、CFP。商品先物会社、税理士事務所、生命保険会社を経て2008年に山本FPオフィスを設立。現在は「婚活FP」を名乗り、婚活パーティ等を企画しながら婚活中の方、あるいは結婚直後の方など比較的若年層の精神面・経済面双方の相談業務をメインにこなす。中立性の確保の点から、一切の商品・代理店は扱っていない。

 

「年収400万円の男性からのお誘い、どう思う?」

婚活ファイナンシャルプランナーとして活動する私のもとに、30代後半の独身女性から、男性の年収についての相談をいただきました。「もう贅沢は言えないとは思いつつ、どうしても悩んでしまう。どう思う?」という内容です。

当人は年収300万円で婚活3年目。お相手は年収400万円で1つ年上の男性。容姿や性格に難はなさそうなものの、どうしても年収が気がかりとのことです。なお、出会い自体は久々で嬉しい様子。

年収が高くない男性からの誘い……。婚活が長引く中なら悩ましいでしょうね。ひとまず、客観的に実情を考えましょう。

今回は、年収が高くない男性との結婚について大切なポイントと、30代後半の婚活女子が結婚のラストチャンスを逃す4大パターンをお伝えします。

パターン1:年収が低いゆえのメリットを見逃す

さて、まずは基本ですが、「意外と年収が低いゆえのメリットもある」。特にあなたの場合、こういう見方が必要かと。

年収の高い男性でも幸せとは限らないばかりか、経済的に安心できるとも限らないのが実情です。

実際、私は年収500~1,000万円男性の奥様から、毎日のように経済不安の相談も受けています。実際、家計状態はボロボロなことが多いです。変な安心感から支出が高くなりすぎています。またDVやパワハラ・モラハラも多いですね。

年収が低ければ、経済不安から警戒するはずです。年収格差が小さければトラブルも少なくなり、お金がなければ浮気の心配も減ります。望めば結婚しやすいのも嬉しい特徴です。

パターン2:低年収の基準を見誤る(そもそも年収400万円は低くない)

何より年収400万円は、意外と低くありません。

低いと思うなら、まず自分で稼いでみましょう。どんな男性と結婚しても、最近では女性でも、結婚後に年収を上げる努力は欠かせません。年収が等しくなれば、より仲良くなりやすいです。

世帯年収700万円なら、ひとまず十分といえます。子供もひとりなら問題なく、生活も困らないはず。

少し冷静に、結婚への希望を考えてみましょう。

Next: 次はもっとよい男性が来ると思ってない?婚活女子がハマる罠



パターン3:次はもっとよい男性が来ると思っている

さて、並行的に大切なことなのですが、「次が見つからない可能性も強く考える」。これは、今回の件だけに留まらないかもしれません。

すでに経験されている通り、一般的な女性は、30代後半ともなればなかなか男性に誘われません。今回がラストチャンスな可能性も十分にあります。

仮に誘われても、さらに質が下がる可能性も高く、質が上がる可能性は低いと見るべきです。女性は年齢が高まるほど婚活で不利ですからね。

そして、もし結婚できなければ、あなたの年収では人生を生き抜けません。定年後、早めに家計破綻する可能性が高いです。

未婚のまま人生を生き抜くには、基本的により敷居の高い独立や資産運用が必要になります。今回の件を断ることが、老後破綻に直結するかもしれません。少なくとも、年収を上げるための転職が必要です。

パターン4:知人・友人の夫と比較する

さらに、もう少し条件の良い相手が望ましいのは男性側も同じであり、そういう相手なら、あなたが選ばれなくなります。

選べるのは、複数から誘われている人が基本です。存在しない相手と比較しても意味はなく、周囲の旦那との比較は、より無意味といえます。それをするなら、まずは結婚している周囲の奥様と自分を比べましょう。

結婚すれば新たな価値観を覚えるかもしれません。失敗しても、子どもさえいなければ戸籍上の話です。

他に相手がいないなら、ひとまずできるだけ前向きに考えてみましょう。

Next: 年収格差はトラブル原因になりがち。冷静にメリットを考えよう



冷静になってメリットを考え、前向きに判断しよう

最後にちょこっと。年収が高くない男性から誘われた……婚活女性なら、何度も経験することですね。容姿などに難がないなら、余計に悩むかも。

意外と年収が低いなりのメリットもあります。年収格差はトラブルの元になりがちです。

また世帯年収700万円は、決して低くありません。少し冷静に、過不足やメリットを考えましょう。

次が見つからない可能性にも、強く警戒が必要です。独立や投資の必要性に直結するかもしれません。より良い相手なら、あなたが選ばれなくなります。

まずは前向きに、本件を考えてみましょう。

なお、最近の婚活市場の実情を知りたい方、また最近の既婚夫婦の現実を知りたい方は合わせて、いつでもご相談くださいませ。

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image by:TheVisualsYouNeed / Shutterstock.com

婚活FP山本の実例分析書 ~運命の出会い、その先を見据えて~』(2021年6月11日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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婚活中の方、ご成婚された方 こんにちは。婚活FP山本と申します。 昨今は空前の婚活ブーム! …引いては婚活が厳しい時代です。 ご結婚に至っても、3組に1組は離婚する時代。 大変な時代ですね。 ここでは、私が実際にお受けした相談内容を元に 男女の心理差や経済的な側面を主として なぜダメなのか?どうすれば良かったか?を分析し 実例として、皆様にお届けさせて頂きます。 なお、私は「現実的な結婚」を支援しています。 そして、実例は男女の本音が登場します。 このため、皆様の夢を打ち砕く内容も多いかと思いますが ご容赦の上でお読み頂き、ご活用下さい。

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