先週、暗号資産「TITAN」の価値が1日にして42億分の1に大暴落したことで話題となりました。イケダハヤト氏がその直前に煽っていたことで、何やら香ばしいことになっています。何も考えずに著名インフルエンサーに乗っかるとロクなことはありません。(『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』午堂登紀雄)
※有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』好評配信中!興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお)
米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。
暗号資産「TITAN」歴史的大暴落
先週末、日経平均は約800円下落、NYダウも600ドルほど下落し、これもまだ一時的なものだとは思いますが、まだ手を出したくなる水準ではないですね(※編注:原稿執筆時点2021年6月20日。週明け6月21日の日経平均株価は4日続落、953円安の2万8,010円となりました)。
ビットコインも460万円に戻しこれから上昇に転じるかと思わせましたが、跳ね返されてまたもや400万円くらいに戻りました(※編注:原稿執筆時点2021年6月20日。中国の採掘取り締まり強化の懸念から相場は再び下落。6月21日16時現在、360万円台で推移しています)。
すごいのが草コインのひとつ、TITANです。42億分の1に大暴落し、ほぼゼロだそうです。
それでTITANと兌換性があったIRONとの組み合わせで利息のような運用益が得られるとイケハヤさんが煽ったので、何やら香ばしいことになってます。
それにしても彼の嗅覚や情報収集能力は大したものだとは思います。
インフルエンサーに乗っかるのは危険
とはいえ、著名インフルエンサーに何も考えず乗っかるとロクなことはないです。
私も実はイケハヤさんのツイートで知って調べたことがあったのですが、IRONは単なるステーブルコインでそんなに人気もないのに、なぜこれで高額な利息を生むのかメカニズムがどうにも理解できず、手を出せず傍観していました。
海外の口座(バイナンスなど)を開かないといけないのもリスクがありますしね。
かなり前の話ですが、FXのレバレッジ規制が入るとき、海外のFX口座を開設してトレードしようとしたことがありました。
しかし、出金手続きをしてもなかなか出金されず、問い合わせしても返事がなかなか返って来ない。
結果的に数日かかって返事が来て出金されましたが、もし何か問題があれば、お金が返って来ないことを意味し、やはり国内企業だけでやろうと決めた、という話です。
なので、FXも仮想通貨も株もすべて国内企業で取引しています。
Next: 自分が理解できない・コントロールできないものには手を出さないこと
高額なお金が絡むのは日本企業・日本人業者と決めている
これは消費財も同じ。
たとえば日本アイ・ビー・エムやP&Gなどのように、ほぼ日本企業といってもおかしくない会社はともかく、外資系はフォローに問題があることもある。
以前、デルコンピュータのPCを買って納品が遅れてクレームを言ったことがありますが、たどたどしい日本語(おそらくアジア系のオペレーター)で、上席に変わってもらっても塩対応。
たとえばアマゾンも「顧客とは議論しない」というポリシーのようで、商品に問題があっても、クレームを入れずともすんなり返品できます。顧客対応にかかる手間暇は無駄だという位置づけなのでしょう。
ゆえに何もなければスムーズに買い物やビジネス利用ができる一方、問題が起こってもこちらの言い分はほぼ受け付けず、機械的な対応をされる可能性が高い。
私のアマゾンアフィリエイトのアカウントも停止され、ペイパルのアカウントも停止されました。抗議しても有無を言わさず、です。
なので私は、高額なお金が絡むものは日本企業・日本人業者と決めています。
むろんそれでチャンスを逃すこともあるかもしれませんが、後悔しない、泣き寝入りしないための保険料だと割り切っています。
<初月無料購読ですぐ読める! 6月配信済みバックナンバー>
※2021年6月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- 「やりたいことがわからない」のは悪いことではない(6/21)
- 自分に必要なテキストは自分で作る(6/14)
- 新刊プレゼントキャンペーン(6月28日まで)のお知らせ(6/7)
※有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』好評配信中!興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込1,012円)。
- 「やりたいことをやれ」は本当なのか?(5/24)
- 自分なりの合理的判断基準を持つ(5/17)
- 瀕死の志摩スペイン村をいかに再生させるか?(5/10)
- 自分のバイアスを理解する(5/3)
- 緊急事態宣言なんて関係ねえPart2(4/26)
- 裸の王様で何が悪い?(4/19)
- 人生は二段構えで(4/12)
- 考えるために、考えなくていいことを増やす(4/5)
- なぜ貧困層ほどブラック企業を選んでしまうのか?(3/22)
- みんなの言うことは正しくない(3/15)
- ポンコツな自分に気がつけるか?(3/8)
- 事業からの撤退を考える(3/1)
- ブルーベリー事業始めます(2/22)
- 私が情報発信する理由(2/15)
- 投資詐欺に騙されないために(2/8)
- コロナで思考停止する日本人(2/1)
- 2021年は格差の年になる?(1/25)
- 保険は入るべし!(1/18)
- 緊急事態宣言?そんなの関係ねえ(笑)(1/11)
- 2021年の私の計画(1/4)
- 【新年特別号】2021年にお金が増えるのはどんな人?コロナに打ち勝つ6つの資産防衛(1/1)
- 自分なりの成功を定義する(12/28)
- 独断力の時代(12/21)
- 成功をあきらめる?(12/14)
- 自由を得るには自己責任意識が不可欠(12/7)
- できないことよりできることに全集中(11/23)
- 夢をあきらめるということ(11/16)
- あきらめ上手は生き方上手?(11/9)
- 2020年の計画を振り返る(11/2)
- 新刊プレゼントキャンペーン(10月28日まで)のお知らせ(10/26)
- 持ち家にはメリットがたくさん(10/19)
- 「言葉にできる」はお金になる(10/12)
- 古民家再生ビジネスは不動産投資ではない(10/5)
- ツイッターには稼ぐヒントがある?(8/24)
- 最初の1歩は情報発信から(8/17)
- コロナ時代のビジネスモデル(8/10)
- 富裕層とは何か?(8/3)
- 抽象化思考の重要性(7/27)
- 宗教法人の買収を考えてみる(7/20)
- あきらめることは意味がある(7/13)
- 資本金は1円でいい理由(7/6)
- 草刈りはやはりやっかいでした(6/22)
- 香港動乱で考える(6/15)
- コロナで変わるキャリア戦略(6/8)
- 自分の仕事を仮想空間に持ち込めるか?(6/1)
- コロナでもほったらかしで稼ぐ方法とは?(5/25)
- 教育格差を乗り切るために(5/18)
- 起業塾なんて不要?(5/11)
- ピークエンドの法則で今を焦らない(5/4)
- アフターコロナ時代を見据えて人生戦略を見直す(4/27)
- マンガ始めました(4/20)
- 個人はコンテンツで勝負する(4/13)
- コロナで売上半減です(4/6)
- やはり投信積立は信頼できないが、今なら?(3/23)
- ついに強制ロスカットに遭いました!(3/16)
- 暴落相場は今か?待つべきか?(3/9)
- 意思を持てば世界の見え方は変わる(3/9)
- コロナで大暴落相場にチャンス?(3/3)
- イライラしない人になる!(3/2)
- イライラは人生の無駄遣い!(2/24)
- 家族や親戚に反対されたら・・・?(2/17)
- あきらめてもいいんじゃないか?(2/10)
- インフルエンザで倒れました。。(2/3)
- 読者のみなさまへ、バックナンバーのご案内(1/28)
- 「これだけは避けたい」という軸を持つ(1/27)
- 「場」を作れば何かが起こる(1/20)
- 誰でもお金になるネタを持っている(1/13)
- 2020年の計画(1/6)
- 【新年特別号】「汗水たらして働くほど貧乏になる」2020年代にお金を増やす5つの技術(1/1)
『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』(2021年6月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門
[月額1,012円(税込) 毎月第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日]
フリー・キャピタリストとは、時代を洞察し、自分の労働力や居住地に依存しないマルチな収入源を作り、国家や企業のリスクからフリーとなった人です。どんな状況でも自分と家族を守れる、頭の使い方・考え方・具体的方法論を紹介。金融・経済情勢の読み方、恐慌・財政破綻からの回避方法。マネタイズ手段としての資産運用、パソコン1台で稼げるネットビジネス、コンテンツを生み出し稼ぐ方法。将来需要が高まるビジネススキルとその高め方。思考回路を変えるのに役立つ書籍や海外情勢など、激動の時代に必要な情報をお届けします。