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2022年後半、米国株の狙い目セクターはこの3つ。「億り人」まーしーの最新ポートフォリオを大公開

米国株投資で2年で資産を10倍にし「億り人」となったまーしーは、この荒れ相場を生き残るためにポートフォリオをどのように組んだのか?2022年後半に向けて、注目の米国株のセクターと、現在のポートフォリオを公開します。(『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』)

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※本記事は有料メルマガ『『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』2022年6月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:まーしー@米国株投資家
大人気Twitter「まーしー@米国株投資家」の発信者。Twitterフォロワー数は53,000人。著書である「33歳で年収300万円台でも 米国株投資で爆速1億円 」で米国株投資人気に火をつける。有料メルマガ『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』では、個別株投資家向けの爆益狙いの投資情報を現在進行系で配信中。

セクター分散1:「エネルギー」

さて、最新ポートフォリオ戦略の最終項目は「セクター分散」についてです。と言っても肝となる部分は先週配信済みですので、今週は実際に私が保有している銘柄が属しているセクターを紹介したいと思います。

早速ですが、1番に注目しているのは「エネルギー」です。

現在原油や天然ガス価格は、史上最高値圏で推移しています。

しかし、世界は環境保護の為、つい最近まで二酸化炭素排出量を大幅に削減する方向でまとまっていました。政府はエネルギー業界へ規制を強め、銀行は融資を制限しています。これは、エネルギー供給不足下にある現在も継続中です。(現在の高いインフレの一部は、政府の政策によって人為的に生み出された側面があると思っています…。)

OPECなどに増産を働きかけているようですが、規制や融資制限を部分解除しないことには筋が通っていないように思います。なぜなら、天然資源の採掘は急に増やしたり減らしたり出来ません。コロナ渦で発生した原油価格マイナスの衝撃は記憶に新しいはずです。
つまり、エネルギー企業は急速に増産することでリスクを背負うことになり、仮に供給過多になって在庫を抱えてしまった場合の補償などをルールとして明文化されない限り、供給が増えることはないと私は読んでいます。戦争が終われば再び世界は脱石油を一斉に唱えだすでしょうし…。

また、原油供給の10%を担うロシアですが、間違いなく同国での産油量は縮小されていくでしょう。その理由ですが、米英欧などの禁輸により需要が大幅に減少しました。それに対応する為、いずれかの時点で油井を閉鎖せざるを得なくなります。また、油井維持することにも、新規開拓に必要なリグにも欧米の機器やテクノロジーが欠かせません。現在はそれらも含めて取引が停止されています。

つまり、世界で使用される原油のうち数%は地球から消滅することも考えられます。

仮に供給が永続続的に減少するのならば、最高値圏のコモディティ価格に粘着性を持つ可能性もあり、エネルギー企業の好決算は続くかもしれません。

それでもいずれは再び「ESG」の流れに戻るでしょうが、そのときまで「エネルギー」セクターは注目です。

ちなみにですが、世界的な資源商社・トラフィグラのジェレミー・ウィアーCEOは7日、原油価格は近く1バレル=150ドルに達し、年内にさらに上昇して年末には需要破壊が起こる可能性があると指摘しています。他にもゴールドマン・サックスは、今年後半から来年前半にかけての北海ブレント原油価格の見通しを1バレル=135ドルと予想しています。

セクター分散2:一般消費財

次に注目しているのが、「一般消費財」セクターです。

先ほどの「エネルギー」セクターが順張りのイメージなら、「一般消費財」は逆張りのイメージです。

なかでも小売り・Eコマース分野には特に注目しています。その証拠に私のポートフォリオに占める同サブセクターの割合は25%程と、金融資産の4分の1を投じています。

強気である理由は、申し訳ない程単純なのですが相対的に「割安」だからです。笑

これまでの記事でも紹介しておりますが、AMZNやWMTなどの小売りかつEコマースの覇者とも呼べる企業でさえ、芳しくない決算発表をしたことで大きく売られています。

私が好んで投資をしているような小型株は、その倍以上の規模で売られていることも珍しくありません。利益をしっかりと計上しつつ、売上も40%を超える成長を続けていのにも関わらず…です。

確かにインフレは消費者の購買意欲を下げていますし、サプライチェーンの複雑化による在庫不足は一時的に売上や利益を削っています。しかしながら、どちらも永続的に続くとは思いません。

これらマクロ要因により、割安に放置されているセクターこそを貪欲に投資しておき、このあとに得られる爆益を享受したいです。

Next: 急激に株価が下がり割安となった「半導体関連」は今が狙い目



セクター分散:情報技術

第3に挙げるセクターは「情報技術」です。

なかでも半導体!時代はとにかく半導体なのです!(笑)。

私の保有銘柄のうち、15%を半導体関連銘柄が占めます。

現在、そして未来は、より一層あらゆるモノがインターネットに繋がるようになっていくと考えています。それにはハイエンドからローエンドまで、あらゆる半導体(チップ)に需要があることを意味します。

たとえ安価なチップであっても、それ一つなければ製品は完成しません。ローエンドチップ不足により、自動車の製造が停滞している事態は現在も継続中です。

さらに半導体不足は2023~2024年にかけて継続するとの予想もあり、仮にサプライチェーンが改善されたとしても、累積需要はすぐに消化できないと読んでいます。

つまり、半導体関連銘柄には引き続き強いアップサイドがあると私は考えています。

しかしながら、現在の株式市場は将来利益をもとにリスクプレミアムを多分に含んで値付けされていた情報技術セクター全般を罰しています。

確かに売上高の100倍などと、明らかに持続不可能な水準で株価が算出されていた銘柄が売られるのは仕方ありません。一方で、いくつかの半導体関連銘柄はどうでしょうか。ファウンドリーやファブレス、製造装置や材料まで幅広い半導体関連銘柄を一括りに測ることはできませんが、多くの方がイメージする半導体銘柄であるファブレス最大手のNVDA、AMDのフォワードPERはそれぞれ20倍台と現実的な数値です。寧ろ、直近10年の平均PERと比較した場合、これ以上なく割安です。

まぁ私が好んで保有するような銘柄には、NVDAやAMDのような莫大な利益などありませんが…(笑)。

ポートフォリオの極意

まとめます。

以上のように、これまではソフトウェア業界に限りなく集中していたポートフォリオを幅広い業界に分散させています。

分散させているポイントは下記3点です。

・中長期的な強い需要
・特定のマクロ要因
・バリュー

さて、長々とシリーズ化してきました最新ポートフォリオ戦略ですが、これはあくまでも2022年始から6月現在までの話です。

私は「特定の運用方法」に固執せずに柔軟に行動することでそれなりのリターンを得てきましたが、「特定の運用方法」を貫いた先に待つリターンの方が高い可能性があります。たとえば、著書内で「バリュー投資は貫けるならば爆益が得られるはずだ」とまとめています。当時はグロースが優勢でした。

しかし、現在はどうでしょうか?仮にバリューを長年続けられていたならば、今はS&P500をアウトパフォームしているはずです。

読者の皆様におかれましては、投資戦略の柱となる「剛」と臨機応変に動かす「柔」との区別を忘れないでいてくださいませ。

今後戦略に変更があった場合は、即座に記事に反映したいと思いますので、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

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image by:Olivier Le Moal / Shutterstock.com

まーしーによる米国株投資で億のほそ道』(2022年6月11日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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