貯蓄が少ないと不安になるのはわかりますが、あまり不安になりすぎるとかえって不幸を呼び寄せることもあります。貯蓄は使うためにするという大前提を忘れないようにしましょう。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
貯蓄は安心のためにするものなの?
昨日は、久しぶりに実家に泊まりました。
父は80歳を過ぎていますので、将来のお金について、少し話しました。
資産はほとんどありませんが、実家の土地と建物をどうするのか?とか、母親がひとりになった場合の介護費用などの確認をしました。
また、掛かりつけの病院なども聴いてきました。
貯蓄が少ないと、不安も大きくなりますよね。
ただし「お金の不安」は多少あっても良いのですが、過度に不安に思うのも、あまり良くありません。
病気になるのが不安なのでお金を貯めたいと思っていると、本当に病気になってしまうこともあるのです。
不安な気持ちは危険察知能力なのでないと困りますが、楽観的な考えも同じく持つことも大事です。
貯蓄は使うことが前提
少し考えてみてください。
不安感がいっぱいで、節約ばかりしていて何の楽しみもない生活をしていたら、残りの人生は楽しくありません。
お金を使い切ることも大事です。
そもそも貯蓄というのは、一括で購入できないモノやサービスのために行う行為です。
貯蓄は「使うことが前提」であることを忘れないでくださいね。
もちろん、何かあった時のための安心できる預貯金は必要です。
ですが、その資金も不安などネガティブな感情で保有しないこと。
お守り程度に考えておくべきです。
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投資をしているならネガティブはNG
あなたが投資をしているのでしたら不安な気持ちで投資するのはとても良くありません。
不安な気持ちでいると、株価が下がった時に怖くなって売却してしまい損を確定することになってしまいます。
マイナスになったら、バーゲンセールの始まりだ!
と、楽観的に考えることも大事なことなんです。
投資をする上で、不安と楽観は、両方必要な感情なんです。
どちらか一方が大きくなってしまうと失敗してしまうのです。
不安に思ったら、楽観も受け入れる。
楽観的過ぎると思ったら、不安も受け入れる。
フラットな状態が最もお金が増えるのです。
『教育貧困にならないために』(2022年10月10日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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