「Pasco」ブランドで知られる敷島製パンが販売している、食用コオロギパウダーを使用したシリーズ商品に対して、反発の声が多くあがる事態となっているようだ。
渦中の商品は、その名もそのまんま「Korogi Cafe(コオロギカフェ)」というもので、フィナンシェやクロワッサン、バウムクーヘンなどが、2020年からオンラインショップ限定・数量限定として発売されているようなのだが、ここに来て急にSNS上などで「余計なモノいれてるじゃん」「凄く気持ち悪くなりました」などと、嫌悪感を示す意見が飛び交う流れに。
オレの家族も「余計なモノは足さない」
PASCOを信じて買って食べてた。
でもこのコオロギ混入パン製造を知って
「余計なモノいれてるじゃん。」
ヨメにPASCO購入を止めるよう指示した。
意外と知らない人が多く、
スーパーレジでその話が出て、
周りは大パニックだったらしい。— 2019takeshi (@2011takeshi) February 26, 2023
Pascoさんのパン好きだったのですが、このニュースのせいで凄く気持ち悪くなりました…。 pic.twitter.com/Fsx2aL8na7
— 久保田隆介@プラチナアカデミー® (@yokohamakra) February 20, 2023
さらにこの騒動の影響か、店頭ではお馴染みの「超熟」など、コオロギを使っていない他のPASCO商品が売れ残り、値引きシールが貼られて大量に残っているといった報告もあったことで、一部で不買の動きが出ている……といった見方も広がっているようだ。
コオロギパンのパスコ。確かに売れ残ってる。 pic.twitter.com/4THYH7LlMV
— カメ@虎柄のラボっちゃうおじさん (@KAME_WS) February 23, 2023
昼間なのに値引きシール…Pasco… pic.twitter.com/4d8OhBLhVK
— ジャスティスデカプリオン (@justis89841365) February 22, 2023
すでに徳島では給食に昆虫食を採用
世界全体で人口が爆発的に増えるに伴って、食糧不足の問題が大いに懸念されるなか、それに備えるものとして注目を集めているのが、いわゆる昆虫食と呼ばれるもの。
特に今回取沙汰されているコオロギは、牛や豚といった従来の家畜に比べて低い環境負荷で生産できる、次世代のたんぱく源として特に注目を集めていると、このところは盛んにメディアなどで持ち上げられたりするのだが、その反面で消費者の間で持たれているイメージは今ひとつといったところ。
現に、とある調査・研究機関が「抵抗感のある食品・食品技術」に関してアンケートを行ったところ、昆虫食を「絶対に避ける」「できれば避ける」と答えた割合は88.7%にまで達し、人工着色料や遺伝子組み換え食品以上に拒否反応を示す向きが多かったという結果が出ているようだ。
ところが、とあるリサーチ会社の調査結果によれば、2021年の日本における昆虫食市場は10億8000万円と前年から6割増、さらに22年には14億8,000万円とさらなる拡大を見込んでいるなど、目覚ましく急拡大しているとのこと。
このように消費者が受け入れようが拒もうがを問わず、じわじわと身の回りで増えているという、捉えようによっては何とも気持ちの悪い状況となっている昆虫食なのだが、実際のところ市販されているものに関しては、各々が「買わない」という選択をすれば回避は十分に可能だろう。
ところが昨年11月には、徳島県のとある高校において、乾燥コオロギの粉末を用いた料理が、給食として提供されたといった報道も。
食用コオロギを養殖する企業が地元にあり、そこが学校給食事業に参入したことから、日本国内では初となる“昆虫食給食”が実現したようだが、昆虫食への抵抗感を抱く向きが依然多いなか、生徒からすれば食べることを拒むのが困難な給食に供されるというのは、人それぞれが食べるものを選ぶ権利を奪う、まさに無理強い以外の何物でもないと、批判の声が多くあがったことも記憶に新しいところだ。
コオロギ養殖業に手厚い優遇?
このように、世間の評判とは裏腹に市場は拡大し続けているといった昆虫食だが、その背景には行政などからの“補助金”の存在が大きい……といった声もSNS上では流布している。
食用コオロギの推進に補助金が出るらしいのですが、補助金を出す意味が分かりません。牛乳やその他食品を廃棄させるくせに、室温も場所もコストがかかる昆虫食推進。一体どんなオーダーがあったらこんな狂った政策やるのでしょう
— なるみ山本太郎を伝える動画 (@nh3aibrS1cwuaks) February 27, 2023
もう一度言う。ちっぽけな補助金目当てにコオロギ粉を使い自分が築き上げた全信用を破壊する愚かな企業よ!
世界でコオロギ食を推してるのは日本だけだとさ。
SDG'sの気持ち悪いマーク付けてるアホな企業よ!
外国からは新手のカルト集団のロゴだと思われてるらしいぞ!
今すぐ考え直せよ‼️
— Atsuko Yamamoto (@piyococcochan2) February 26, 2023
しかしながらこの話は、どうやらコオロギの養殖事業を展開するとある会社による、所在する自治体から“認定農業者”に認定されたというリリースが、その発端となっている模様。
認定農業者制度自体は、コオロギ養殖に限らず広く農業や畜産にまつわる事業が対象となっており、自治体からの認定を受ければ、農業用機械や農業用施設の導入に対する補助金や、農業経営基盤強化準備金制度や低金利融資などが受けられるということなのだが、これがなぜか“コオロギ養殖業のみに対しての手厚い優遇”という文脈で、話が広まっているといった状況のようだ。
昆虫食、コオロギ食に関してはパヨさんの言う事は間違ってない
岸田さんはダボス会議で変態シュワブに言いくるめられて日本国民に昆虫を食べさせようとしている
何でもかんでも他人の言いなりの岸田さんでは日本は滅ぶ事になる#昆虫食 #コオロギ食 #ダボス会議 #シュワブ #シュワブ会長 #岸田首相 pic.twitter.com/yp8B5dH8Q0— シアン•フィス自由が一番 (@kentgreenfields) February 27, 2023
#コオロギを食べない連合
JAL系LCC(ZIPAIR)の機内食にもコオロギ食。これは試食だが生活の様々な食のシーンにが選択肢として現れるだけでとても不快。機内食は空の旅の楽しみの一つ。「コオロギも選べます」。無理。大体、航空会社が機内食で温室効果ガス削減という「#SDGs やってる感」が茶番。 pic.twitter.com/8gBLQshM4q— 杉原航太 (@kota_sugihara) February 25, 2023
ちなみに昆虫食の市場急拡大に関しては、このような“公金チューチュー”疑惑の他にも、文科省が仕掛けた大掛かりな利権であるとか、ダボス会議で世界から褒められたいから、あるいは“SDGsやってる感”に起因するものといった話など、さまざまな背景が取沙汰されている状況。逆にいえば、それだけ昨今の昆虫食界隈の盛り上がりに対して、多くの人が謎や不信に感じていることの証左とも言えそうである。
Next: 「私はコオロギが入ってないパンが好きなんじゃ」
ツイッターの反応
私が唯一買ってたパン、Pascoのバゲット。コオロギパンの話題出てから買う気失せた。マーガリン入りの食パンも買いたくないし。皆さん、今後どうされますか? pic.twitter.com/hruFm6hegS
— ria♥️否接種主義 (@9961Ria) February 24, 2023
PASCO問題をツイートしたら、こんなコメントが来た。「パンが嫌なら米を食べればいいよ!」お前はマリーアントワネットか!私はコオロギが入ってないパンが好きなんじゃ。
— 太田隆文(映画監督) (@ota_director) February 27, 2023
だからさ、コオロギは食べません、ってさ、大人は食べなきゃ済むんだよ。なんで一定人数に大量にコオロギを食わせられる学校給食がコオロギの処分場に選ばれたのか。わかってほしいのはそこなのよ。常にコオロギを食べさせ続けられるのは給食なんだよ。ワクチン実験で、常に一定の廃棄が出るからよ。
— Atsuko Yamamoto (@piyococcochan2) February 27, 2023
だ~か~ら~
これまで通り、昆虫食が好きなヤツだけ食べてる分には、どうぞご勝手に。公金を使ったり、子供たちに給食で食べさせるのは止めてって言ってるの!
— 鯨 (@0000000kujira) February 27, 2023
昆虫食を流行らせるより、既存の酪農家や養鶏場や国産大豆を支援したほうがよほど有意義。日本の食文化を馬鹿にするなと言いたい。
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) February 26, 2023
コオロギ食に力を入れてる場合じゃないよ。政府は酪農や農業で自給率を上げることに専念すべき。昆虫食をわざわざ食べる人なんて、極々僅かなんだから。ミサイルや戦闘機を揃えて戦争することは防衛ではなくて、国の自殺行為ですよ。 pic.twitter.com/SIZThvjOvj
— きみ仮想きみ (@kimixasleep) February 26, 2023
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