マネーボイス メニュー

スマホの卑猥な写真が慰謝料300万円の決定打に…不倫がバレて大金を失った5人の体験談

「慰謝料」を請求される理由は千差万別だが、経験者から話を聞いてみると、やはりといっていいのかどうかわからないが、「不倫」が原因で支払うケースが多いようだ。不倫は誰かを傷つけるだけでなく、失うものが多い。
そんな不倫が原因で慰謝料を支払ったことのある人たちに話を聞いてみると、大きな傷跡を背負ってしまった人や、不倫をされたいわゆる「サレ妻」といわれても夫の味方をした人もいた。

【関連】お金、返して…!投資詐欺に毟り取られた5人の被害者に聞く、警戒していたのに騙された手口

<ケース1>相手のスマホの卑猥な写真が決定打に

プロフィール

数年前、既婚者の女性との不倫が相手の家族にバレてしまい、慰謝料として300万円を支払いました。不倫についてはものすごく深く反省しており、相手家族にも深く謝罪をしました。

支払った慰謝料は300万円ですが、その内訳は(相手の)婚姻期間10年、不貞行為の期間6カ月、性行為の回数5回、相手の子ども2人、そして私の年収500万円などを考慮して決定されました。

関係が発覚したのは、相手のパートナーがスマホの履歴を見つけたことがきっかけだそうです。そこにはメールの他に、私が知らない卑猥な写真が数枚保存されていて、かなり露骨な部分までたくさん残されていたと聞きました。

300万円の慰謝料は高額な金額でしたが、毎月5万円ずつ、返済期間約5年で返していきました。慰謝料を支払うために生活を見直し、無駄な出費を減らし、副業を始めて収入を増やしました。正直、かなり大変でしたが計画的に返済することができました。

相手の家族は離婚し、現在は独身だそうです。ただ子供とは定期的に会っており、関係は良好と聞きました。不倫の代償は大きかったですが、この経験を教訓にして、今後は誠実な人生を送りたいと思っています。

<ケース2>不倫相手の奥さんから突然「200万円払え」の電話

プロフィール

職場の上司と仲良くなり、そのまま不倫関係となりました。当時の私は仕事がとても忙しく、精神的にもキツい時期でした。でも、優しく接してくれるその上司にすぐに心も身体も許してしまったんです。

連絡は毎日とっていて、月に1〜2回は2人だけで会っていました。2年近く関係を持っていたので、「最初はバレたらどうしよう」と思っていましたが、途中からは慣れてしまい、「どうせバレない」と思うように。でも不倫相手のパートナーがスマホをチェックするようになったそうで、今までの浮気がバレてしまったのが経緯です。

まず、相手のパートナーに電話で浮気の事実確認をされました。連絡があった時には本当に驚きました。怖くなって全てを電話口で認めたのですが、それは録音されていたみたいです。その電話の2日後に向こうが示談書を作成し、郵送で送られてきました。それを記入すると、すぐに夫婦で直接取りに来られました。

当初200万円を電話口で請求されましたが、自分がしていた事が怖くなったのと、早く解決したいのでお互い弁護士を通さずに、求償権を放棄するという前提の元、一括での支払いを求められました。相場を調べて、高く無いと感じた私はそのまま支払いをのみました。

自身でずっと貯めていた貯金を崩し、80万円ほどを用意する事ができました。ですが、足りなかったので、両親と親戚に頭を下げて少しづつ借りました。結局一括で払ったので、その時点ですべて払い終わっていますが、いまだに両親と親戚には合わせる顔がありません。

<ケース3>別れられるなら慰謝料くらい払う

プロフィール

私の不倫が原因で、当時のパートナーに慰謝料を請求されました。不倫相手といってもネット上でのやり取りだけで、肉体関係があったわけではありません。心の拠り所として連絡を取り合っていただけです。私と不倫相手は彼氏彼女のようなやり取りをしていて、お互いプラトニックな関係でした。それだけでも思い返せば、彼との楽しい思い出がたくさんあります。

元パートナーは私のことをとても監視する人で、スマホやSNSを一から十までチェックするタイプでした。もちろん私に落ち度があって、心の浮気をしたこと自体は悪いと自覚していますが、正直、離婚できてよかったと思っています。

発覚した当時は精神的にも参っていたので記憶があやふやですが、不倫相手の名前と顔、やり取りのすべてを調べられ、書面で離婚協議書を渡され、ハンコを押しました。友人や法テラス(日本司法支援センター)で慰謝料を払う必要があるか相談したら、その必要はないとの回答でしたが、夫との関係修復は不可能だと感じましたし、離れたいという気持ちがあったので、請求された20万円を払うことにしたんです。

もしかしたら払う必要のないお金かもしれませんが、「別れられるなら払った方が安全」と思いました。正直、別れなかったら、死ぬまで監視されて気が狂ってしまいそうだと感じたからです。結果として私は離婚しましたが、その後に精神科へ入院していたので、慰謝料のほかに20万円ほど出費がありました。

人伝によると元パートナーは趣味を見つけて、充実した生活を送っているそうです。離婚しないという選択もあったかもしれませんが、私の精神状態も考慮した上で、お互いの人生にとって良くないので、慰謝料を支払ったことに後悔はありません。

Next: 「サレ妻」でも夫に味方した理由とは?



<ケース4>一括で300万円は無理だから…

プロフィール

隠れて不倫をしていたことが自分のパートナーにバレてしまい、離婚と共に慰謝料を請求されました。もちろん拒否することなどできるわけもなく、弁護士に助言をもらいながらでしたが、最終的に300万円以上支払いました。

自分の弱さから不倫をしてしまっていましたが、まさかバレるとも離婚したいと元パートナーから言われるとも思っていなかったので、請求された時は驚いてしまって、情けないほどに頭が痛く真っ白になったことを覚えています。

私と不倫相手とのLINEのスクリーンショットを複数枚も提示されました。その時は離婚を切り出されるとは思っていなかったので、私も素直に認めました。でも、そのときの会話を録音されていたので、それが大きな証拠になったそうです。

元パートナーからは「借金してでも一括で払え」と言われましたが、なんとか説得して約300万円を2年の分割払いにしてもらい、計画通りに無事すべて支払い終わりました。でも、もしも一括でしか条件を飲んでもらえないと考えると、親に肩代わりしてもらうことはできなかったので、消費者金融などで借りるしかなかったと思います。

<ケース5>夫の味方になった「サレ妻」

プロフィール

パートナーが職場の既婚者の女性と不倫をしていました。私の出産や義両親の介入を経て、不倫関係は解消されましたが、不倫相手のパートナーから慰謝料請求をされ、弁護士と相談・交渉の上で、減額された慰謝料を支払うことになりました。

相手のパートナーは、「不倫関係になったのは(私の)夫が100%悪く、妻(不倫相手)が騙された。妻こそ被害者だ」という主張をしていました。でも話を聞いていると不倫したどちらも悪く、女性側にも否があるのは明らかでした。自分のパートナーも悪いのはわかっていますし、私もいわゆる夫に不倫をされた「サレ妻」ですが、当時は家族の仲を壊したくないので協力しようと思いました。

ある時、なんか行動がおかしいなと思い、私はいろいろと証拠を残していました。まずは依頼した探偵の調査報告書から提出。そしてLINEのスクリーンショット、不倫相手へのバレンタインデーのプレゼント、そのほかのいろんな写真などを提出し、不倫相手側からも積極的なアプローチがあることを証明しました。

当初は相手側から300万円の請求がありましたが、先ほどの証拠を提出し、結果として80万円の支払いへと慰謝料減額の交渉が成立しました。相手側の言い分としては、「会社の立場を利用して、不倫関係や性行為を強要し、退職を余儀なくされた」という主張でしたが、弁護士を立てていたので、結論では少ない支払いで済みました。

慰謝料である80万円の支払いは、家計からではなく、パートナーの貯金から全て捻出しました。当たり前ですが、家族のお金から出すなんてもってのほかです。その後は、不倫相手側からの連絡は一切ありません。

弁護士費用と合わせて合計100万円ほどかかったため、金銭的にパートナーにとっては大きな痛手となったと思いますが、家族がバラバラになることだけは避けられたので、少しホッとしています。

Next: 慰謝料の支払いから逃げようとしたケースも



X(旧・ツイッター)の反応

※本記事内のポストにつきましては、X(旧:Twitter)のポスト埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

【関連】わざとEV出遅れ「トヨタ」の経営戦略が凄すぎる。リチウム電池に逆境到来も無傷、中国勢に育てさせたEV市場を一気に刈り取りへ=勝又壽良

【関連】もう中国は終わり。バフェットほか著名投資家も資金を引き上げ「次の成長国」へ目を向けている=鈴木傾城

【関連】ブルーライトカット“効果なし”との研究結果に「JINSさん、5000円返して!」との声。以前は大々的に宣伝も「最近は全然推してなかった」との見方も

Image by:Shutterstock.com
※記事内の写真はすべてイメージです。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。