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スマホの卑猥な写真が慰謝料300万円の決定打に…不倫がバレて大金を失った5人の体験談

「慰謝料」を請求される理由は千差万別だが、経験者から話を聞いてみると、やはりといっていいのかどうかわからないが、「不倫」が原因で支払うケースが多いようだ。不倫は誰かを傷つけるだけでなく、失うものが多い。
そんな不倫が原因で慰謝料を支払ったことのある人たちに話を聞いてみると、大きな傷跡を背負ってしまった人や、不倫をされたいわゆる「サレ妻」といわれても夫の味方をした人もいた。

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<ケース1>相手のスマホの卑猥な写真が決定打に

プロフィール

  • 年齢:38歳・男性
  • 職業:会社員
  • 慰謝料:300万円

数年前、既婚者の女性との不倫が相手の家族にバレてしまい、慰謝料として300万円を支払いました。不倫についてはものすごく深く反省しており、相手家族にも深く謝罪をしました。

支払った慰謝料は300万円ですが、その内訳は(相手の)婚姻期間10年、不貞行為の期間6カ月、性行為の回数5回、相手の子ども2人、そして私の年収500万円などを考慮して決定されました。

関係が発覚したのは、相手のパートナーがスマホの履歴を見つけたことがきっかけだそうです。そこにはメールの他に、私が知らない卑猥な写真が数枚保存されていて、かなり露骨な部分までたくさん残されていたと聞きました。

300万円の慰謝料は高額な金額でしたが、毎月5万円ずつ、返済期間約5年で返していきました。慰謝料を支払うために生活を見直し、無駄な出費を減らし、副業を始めて収入を増やしました。正直、かなり大変でしたが計画的に返済することができました。

相手の家族は離婚し、現在は独身だそうです。ただ子供とは定期的に会っており、関係は良好と聞きました。不倫の代償は大きかったですが、この経験を教訓にして、今後は誠実な人生を送りたいと思っています。

<ケース2>不倫相手の奥さんから突然「200万円払え」の電話

プロフィール

  • 年齢:31歳・女性
  • 職業:会社員
  • 慰謝料:200万円

職場の上司と仲良くなり、そのまま不倫関係となりました。当時の私は仕事がとても忙しく、精神的にもキツい時期でした。でも、優しく接してくれるその上司にすぐに心も身体も許してしまったんです。

連絡は毎日とっていて、月に1〜2回は2人だけで会っていました。2年近く関係を持っていたので、「最初はバレたらどうしよう」と思っていましたが、途中からは慣れてしまい、「どうせバレない」と思うように。でも不倫相手のパートナーがスマホをチェックするようになったそうで、今までの浮気がバレてしまったのが経緯です。

まず、相手のパートナーに電話で浮気の事実確認をされました。連絡があった時には本当に驚きました。怖くなって全てを電話口で認めたのですが、それは録音されていたみたいです。その電話の2日後に向こうが示談書を作成し、郵送で送られてきました。それを記入すると、すぐに夫婦で直接取りに来られました。

当初200万円を電話口で請求されましたが、自分がしていた事が怖くなったのと、早く解決したいのでお互い弁護士を通さずに、求償権を放棄するという前提の元、一括での支払いを求められました。相場を調べて、高く無いと感じた私はそのまま支払いをのみました。

自身でずっと貯めていた貯金を崩し、80万円ほどを用意する事ができました。ですが、足りなかったので、両親と親戚に頭を下げて少しづつ借りました。結局一括で払ったので、その時点ですべて払い終わっていますが、いまだに両親と親戚には合わせる顔がありません。

<ケース3>別れられるなら慰謝料くらい払う

プロフィール

  • 年齢:36歳・女性
  • 職業:無職
  • 慰謝料:20万円

私の不倫が原因で、当時のパートナーに慰謝料を請求されました。不倫相手といってもネット上でのやり取りだけで、肉体関係があったわけではありません。心の拠り所として連絡を取り合っていただけです。私と不倫相手は彼氏彼女のようなやり取りをしていて、お互いプラトニックな関係でした。それだけでも思い返せば、彼との楽しい思い出がたくさんあります。

元パートナーは私のことをとても監視する人で、スマホやSNSを一から十までチェックするタイプでした。もちろん私に落ち度があって、心の浮気をしたこと自体は悪いと自覚していますが、正直、離婚できてよかったと思っています。

発覚した当時は精神的にも参っていたので記憶があやふやですが、不倫相手の名前と顔、やり取りのすべてを調べられ、書面で離婚協議書を渡され、ハンコを押しました。友人や法テラス(日本司法支援センター)で慰謝料を払う必要があるか相談したら、その必要はないとの回答でしたが、夫との関係修復は不可能だと感じましたし、離れたいという気持ちがあったので、請求された20万円を払うことにしたんです。

もしかしたら払う必要のないお金かもしれませんが、「別れられるなら払った方が安全」と思いました。正直、別れなかったら、死ぬまで監視されて気が狂ってしまいそうだと感じたからです。結果として私は離婚しましたが、その後に精神科へ入院していたので、慰謝料のほかに20万円ほど出費がありました。

人伝によると元パートナーは趣味を見つけて、充実した生活を送っているそうです。離婚しないという選択もあったかもしれませんが、私の精神状態も考慮した上で、お互いの人生にとって良くないので、慰謝料を支払ったことに後悔はありません。

Next: 「サレ妻」でも夫に味方した理由とは?

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