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まもなく世界的な下げ相場に。米利下げを控えた日経平均の想定レンジと展望(7/26)=橋本明男

7月31日のFOMCでの利下げ、これがどんな結果であれ株式市場は世界的に下げに入ると思われます。その理由のいちばんは、上昇日柄の終了です。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)

きょうの日経平均は4日ぶり反落、前日比98円安の2万1,658円

いよいよ調整入りか

昨日、ニューヨーク市場ではダウ工業30種平均が1日遅れで節目を切れて来ました。今晩、急反騰でもすれば流れはまた変わって来ますが、50ドル安くらい続落となれば、完全に調整入りとなりますので注目されます。

さて東京市場、円安となって来たのですが、ニューヨーク市場に連動

日経平均は、98円安の2万1,658円
トピックスは、6.33ポイント安の1,571.52ポイント
出来高は、概算9億2千万株

で終わりました。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

今週は陽線、先週末比192円高

週足が確定しましたが、今週は陽線が立ち、先週末に比べ、192円高という型です。

一目を見ますと、3週前と同じで、雲の上限に届いたところで跳ね返されました。

では、来週の展望です。

Next: 世界的に下げに入る? 7月29日週の展望と日経平均の想定レンジ



日経平均の想定レンジは?~7月29日週の展望

何度も申し上げたことですが、3ヶ月前のゴールデンウィーク、4月29日~5月3日まで丸々1週間休場でしたので、週足が存在しておりません。

相場のことを知らないお役人の愚策ですが、これによって日足も週足もちょっと私の相場観測法では計算しずらいところになっております。

従いまして大まかな計算になりますが、日経平均の変動レンジ、これは珍しく3週連続で同じです。

上限:2万1,902円
下限:2万0,560円

大きな変動レンジですから、急落があったっておかしくないところです。

7月31日のFOMCでの利下げ、これがどんな結果であれ株式市場は世界的に下げに入ると思われます。その理由のいちばんは、上昇日柄の終了です。

では、御健闘を祈ります。

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image by:fizkes / Shutterstock

相場コラム『わしの罫線』』(2019年7月26日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。

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