新型肺炎が問題になっているクルーズ船から、米国に続き、カナダ・台湾・香港・イタリアが自国民の救出に動いています。このまま行くと、日本自体が世界から隔離されます。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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対策は当然。中国からの流入を止めない日本も、世界は閉鎖対象に
クルーズ船から続々救出へ
横浜港周辺に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から、アメリカに続き、カナダ・台湾・香港・イタリアが自国民の救出に動いています。
さながら、武漢からの脱出と似た光景であり、このまま日本で感染が拡大しますと、日本自体が、世界から隔離される可能性が高くなっています。
新型コロナウイルス対策で、日本政府が失敗しているのが明らかなためです。
もっとも、クルーズ船内の食事などは大幅に改善されているのですが、感染の拡大に歯止めがかかっていないのは明らかで、船内にいるほど「船内感染」の危険性が高い状況です。
日本自体が隔離される可能性が高い
武漢や中国各地からの観光客を、春節などに日本へ入国させ続けたことは、時間差を置いて、顕在化します。
多くの人が通常予見される危険性が迫っているとSNSなどで言い続けたわけですが、日本政府は無視しました。
政府や厚生労働省の会見で、最初は、「感染は濃厚接触の場合だけで、症状も軽い」と言っていたわけです。
しかし、最近は、「感染ルートが見えなくなってきた、状況が変化した」という主旨の発言に変化しています。
これは、変化したのではなくて、多くの国民が言い続けてきたように、最初から、一連の動きが、一貫して進行しているだけです。
変化ではなく、当然予想された事態が、そのまま進んでいるだけ、という、極めてあたりまえのことです。
日本政府の中にはどうもそこまで考えている人たちはいないようですが、各国がクルーズ船からの救出に動くということは、日本政府の新型コロナウイルス対策への国際的な「不信任」であって、今後は、日本への航空路線の乗り入れストップにつながる可能性が高いです。
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日本が開いたままで感染防止にならない
市中感染が広がって、日本国籍者の誰が感染しているのかがわからなくなれば、日本との人の行き来をストップしなければ、他の国に感染が拡大します。
当然、世界各国は、感染防止策として、中国に対する対応と同じことを、日本に対して行うでしょう。
これは、考えてみれば、あたりまえですが、中国から続々と日本への入国が続いていて、日本に感染が拡大。
他の国は、中国との行き来をストップしても、日本が開いたままでは、感染防止の意味がありません。
このように、今後の日本では、国民の生命に加えて、経済的にも、大混乱が起きる可能性が
高いです。
とても、インバウンドの売上げがどうのこうのどころの話ではありません。
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- 院内感染の恐れ、市中感染の恐れも。新型コロナウイルスは最悪の推移(2/14)
- クルーズ客船の感染者は61人に、日本も感染爆発となる可能性が高い(2/7)
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『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2020年2月17日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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