日本経済新聞が、若手を中心に転職希望の公務員が急増していることを伝えた。大手転職サイトへの公務員(国家公務員・教師や警察官などを除く地方公務員)の登録者数が前年同期(10〜12月期)と比べて22%増加し、過去最高水準になっているという。全体の登録数3〜4%増と比較すると、いかに増加率が高いかは一目瞭然だ。
公務員の登録者数(教師や警察官など除く)が2019年10~12月期に前年同期より22%増えた転職サイトも。転職市場の活況や長時間労働を背景に、公務員の民間への流出が増えています。
▶転職希望の公務員が急増 外資やITへ流れる20代https://t.co/33ETXo7DCu pic.twitter.com/EKvoKhrbvj
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) March 15, 2020
日本経済新聞は、転職先として意思決定の速い外資系コンサルティング企業やIT(情報技術)ベンチャーを選ぶ20代の公務員が多いとし、転職を希望する理由に「長時間労働」や「現状の業務に対する疑問」などがあるとしている。「省庁で働いてもつぶしがきかない」と民間企業への転職を考える人もいるようだ。
厚生労働省改革若手チーム緊急提言「厚生労働省を変えるために、すべての職員で実現させること。」によれば、一部の職員・元職員らから「生きながら人生の墓場に入った」「体力や精神的にも継続することはできない」「子どもがいる女性職員が時短職員なのに毎日残業をしていたり深夜にテレワーク等をして苦労している」という声があがるほど、国家公務員の仕事は激務であり、「家族を犠牲にすれば、仕事はできる」という状況のようだ。日本経済新聞も、「霞が関で働く国家公務員の残業時間は月平均100時間と民間の14.6時間の約7倍」と伝えている。
また「職員を大事にしない職場である」(45%)、「やめたいと思うことがある」(41%)、「働きにくい職場である」(30%)、「将来に希望が持てない」(25%)、「キャリアアップが見込めない職場である」(22%)と、モチベーションを保つことが難しいとする意見も多く、業務量についても「非常に多い・多い」を合わせると65%の人が負担を感じている。
ネットからは「もはや業務の効率化だけで解決できる問題ではない。優秀な人材が公務員の道を捨てることは国力低下に直結する」と転職を希望する公務員が後を絶たないことに危機感を表す声や、公務員から転職した人の「業務量の割にやりがいがなく、給料が少ない。サビ残も多い」「残業時間ばかりが取り上げられて、実際それが理由でやめる人も半数以上いるけど、一方で仕事がない、やりがいがない、っていう理由で転職する人もいる」という声があがっている。
埼玉県で地方公務員をしていたという男性は、『部下に責任を押しつける無責任な上司や組織に定額使われ放題の「サブスク公務員」のままでは離職が止まらず質は下がる一方』と警笛を鳴らし、公務員から共感の声を集めている。
部下に責任を押しつける無責任な上司や組織に定額使われ放題の「サブスク公務員」のままでは離職が止まらず質は下がる一方。住民や社会のために働きたいのに組織や上司が感情で縛りつけモチベーションを下げていては日本は変わらない。だから僕は公務員を辞めました。https://t.co/YL2Ki4nyBZ
— 佐久間智之(公務員のデザイン&仕事術 いいね三芳町) (@sakuma_tomoyuki) March 15, 2020
国会議員も国会対応が国家公務員の長時間労働の原因の一つとして、「急務の国会改革について色んな議員に話してはいるが、突破口が見つからない。早く手を打たないと手遅れになる」と危機感を募らせている。
転職希望の公務員が急増 外資やITへ流れる20代
↓
流れが加速する兆し。まずは長時間労働をなくすことだ。急務の国会改革について色んな議員に話してはいるが、突破口が見つからない。早く手を打たないと手遅れになる。https://t.co/kXQRUGWwPS— 細野豪志 Goshi Hosono (@hosono_54) March 15, 2020
残業時間の罰則付き上限規制などが盛り込まれた「働き方改革法案」が今年4月から中小企業にも適用されるが、公務員の働き方を急ぎ改善しないことには、行政機能の低下は免れないだろう。新型コロナウイルスの感染拡大により、行政負担が増すことが予想されるが、政府には公務員の働きがいの向上や長時間労働の改善を推し進めてもらいたい。
Next: 離職率の高さに公務員の「サブスク」利用あり。危機感を示す声
Twitterの反応
”サブスク公務員”
とかいうパワーワード・・・
がんばっても給料は変わらないし、頑張っていないサボっている人と評価はそこまで変わらない。
特に、若い公務員は安い給料で使い放題なので、それが異常だということに気付く人が増えてきたってことですね。
今の時代、いろんな仕事がありますから。
— たちばな@現役地方公務員 (@koumuin_tachiba) March 15, 2020
厳しいこと言うかもしれないが、サブスク公務員になってしまう奴が多いのも公務員。私は辞めないが、やるべきじゃないことははっきり意思表示し、たとえ上司であっても言うべきことを言い、やるべきことをやる、そんな公務員してます。 https://t.co/kgR9O76ZaW
— yusuke@鳥取で面白いコトする (@Youbows) March 15, 2020
☑️サブスク公務員
世の流れは「低額&定額のダブルでおトク!」
これでは優秀な人材は居なくなるはずです https://t.co/rGDxRaNx6l— たむらともゆき@公務員を辞める男 (@chiwoeteokonau) March 15, 2020
「霞が関で働く国家公務員の残業時間は月平均100時間と民間の14.6時間の約7倍」
これでも人は「公務員が多すぎる」「給料が高すぎる」と言うのか?
もはや業務の効率化だけで解決できる問題ではない。優秀な人材が公務員の道を捨てることは国力低下に直結する。 https://t.co/LJevcfsCRr— リフレ女子 (@antitaxhike) March 14, 2020
転職希望の公務員が増えてるらしい。
そりゃそうだよね。
難しい試験突破できる頭の持ち主が、ひたすら雑用調整を色んな部署たらい回しでやらされる。
専門性も将来性も、自主性も無視する職場は辞めたほうがいい。
政府は嫌なら給料あげてやれ。— 旦那の一言 (@halu40999447) March 14, 2020
転職希望の公務員が急増 外資やITへ流れる20代 :日本経済新聞 https://t.co/TnXbTQEzYq
あんだけ公務員・官僚叩きして労働条件も以外と悪いとばれてたしな。行政サービスの低下がおきるんだがその低下にブチ切れるのは「公務員の給料を減らせ!!!」とどなりつづけてた人だろうな。
— もへもへ (@gerogeroR) March 15, 2020
「中央省庁では国会対応に伴う長時間労働などで、若手を中心に働く意欲が減退」と日経新聞。優秀な若い官僚は国の大事な礎なんだから、政治家にもその意識を持ってもらわないと。あなた達がすり潰してるのは国の未来。/転職希望の公務員が急増 外資やITへ流れる20代 https://t.co/boZerFWxwW
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) March 14, 2020
末期感ありますねぇ。公務員はそもそも給料低いし、副業禁止だし、クソ上司もリストラされないし……キャリアとして賢くないです。
公務員の転職希望が急増: 日本経済新聞 https://t.co/RHkalwkXnU
— イケハヤ@YouTube登録17万人 (@IHayato) March 14, 2020
若手の悩み
公務員に就くと、ビックリする程仕事をしない、出来ない、やる気もないが、年収差が2倍以上のダメ先輩と遭遇しますが、ダメ同期はいません。
しかし、売り手市場で入庁した世代はダメ同期が多いらしく、
同じ給料かと思うと耐えられないと、転職を考えている若手は少なくないです…。— コジコジ@うつ病から復職した田舎役人 (@BJHT3cG33iy3hbI) March 9, 2020
私も公務員から転職したから分かる。業務量の割にやりがいがなく、給料が少ない。サビ残も多い。しまいにはド底辺のアホに税金から給料貰ってるくせにとか、正確な給与知らない草に給料貰いすぎだの言われる。同じ薬剤師でも民間行った子の方が手取り5〜10万近く多く貰ってたし、割に合わんから辞めた https://t.co/INmyObvJRH
— さやかちゃん (@jz2VrpvnegjMp0b) March 15, 2020
このトレンドみてどきっとした
まさにいま自分がそうだから
転職希望の公務員ってなると、残業時間ばかりが取り上げられて、実際それが理由でやめる人も半数以上いるけど、一方で仕事がない、やりがいがない、っていう理由で転職する人もいるんだよな〜
入る前と後のギャップからミスマッチが多いかも pic.twitter.com/OuLT9V2A1S— kaa._ (@aaa_a_kk) March 14, 2020
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source: 日本経済新聞、厚生労働省改革若手チーム緊急提言「厚生労働省を変えるために、すべての職員で実現させること。」
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