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日経平均、再び高値を窺う? 今週のトレンドを読み解く株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

日経平均は上昇トレンドの下落局面。現在は、売りポジション。買いポジションへの変更は2万2,700円を終値で越えること――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2020年8月2日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し

日経平均株価 下げ止まるかことができるか

先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置する時間帯を通過することで、もち合いから新しい流れが出現するのか否かがポイントになったからだ。実際には、B点が位置する時間帯より下落に転じ、直近の安値p点水準に接近した。
次の注目日は8月14日前後である。

A点水準:約2万3,000円
B点水準:約2万1,000円
C点水準:約2万4,200円

今週のポイントは、下げ止まることができるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
BCラインに注目したい。右肩上がりのBCラインが下値支持線となり下げ止まることができるのか否かに注目したい。しかも、真横にペンタゴンが描き足される際に通過していくライン(この場合はBCライン)に到達したら、直前までの流れと逆になるケースが多いからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、2万2,700円を終値で越えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開になっている。A点が位置する時間帯より下落に転じ、ダブルトップに似たパターンを形成している。また、B点が位置する時間帯より下落に転じて、もち合いを下放れているからだ。この場合、BEライン水準を試すことが考えられる。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。BCラインが下値支持線になることが期待される。また、BCラインを割り込んだとしても、すぐ真下にBDラインが控えているからだ。この場合、再び高値を窺う動きになっていこう。

Next: ニューヨーク・ダウ 踏み止まるか~米国市場分析



ニューヨーク・ダウ 踏み止まるか

先週のレポートでは、ABラインに注目した。上値の重たい展開に移行するのであれば、右肩下がりのABラインに沿って推移していくことが考えられたからだ。実際には、A点が位置する時間帯が変化日となり値を下げてきているもののABラインからは放れ持ち堪えている。
次の注目日は8月10日前後である。

A点水準:約2万7,000ドル
B点水準:約2万5,500ドル

今週のポイントは、下げ止まることで、踏み止まるかということである。

<あくまでも個人的見解>
BDラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開を維持するのであれば、右肩上がりのBDラインが下値支持線となることが期待されるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、2万6,000ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。下値支持線と期待されるBDラインの上方で推移している。しかも、B点が位置する時間帯にかけて下ヒゲの長いローソク足が出現している。したがって、下げ止まりから堅調な展開が続くことが考えられる。この場合、ADラインを越えて最高値に迫る動きを見せることが期待できる。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。A点が位置する時間帯にA点に引き寄せられた後に下落に転じている。また、上値抵抗線ADラインが控えているからだ。この場合、BDラインを割り込み、2万5,000ドルを試す動きになっていこう。

Next: ナスダック 上値を抑えられるか~米国市場分析



ナスダック 上値を抑えられるか

先週のレポートでは、ADラインに注目した。堅調な展開が続くのであれば、右肩上がりのADラインが下値支持線となることが求められたからだ。実際にはADラインを割り込むことなく推移した。ただし、BDラインを越えることが出来ずに上値を抑えられている。
次の注目日は8月4日前後である。

今週のポイントは、上値を抑えられることによって、流れが変ってくるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
BDラインに注目したい。上値抵抗線として存在しているBDラインを越えていくことができるのか、それとも上値を抑えられ流れが変わるのかがポイントになるからだ。また、上値水準でトリプルトップを形成しつつあるとも考えられる。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、10,200ポイントを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。ADラインが下値支持線となり右肩上がりの推移をしている。また、B点が位置する時間帯を通過した後も値を上げているからだ。この場合、BDラインを越えて11,000ポイントを窺う動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性が出てきた。上値抵抗線BDラインが控えている。また、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。この場合、ADラインを割り込み、10,000ポイントを試すことが考えられる。

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今週の個別銘柄分析(1銘柄)

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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2020年8月2日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛した個別銘柄の展望もすぐ読めます。

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image by:BAZA Production / Shutterstock.com

☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2020年8月2日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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