マネーボイス メニュー

株主優待でコロナ禍を克服。プロが選ぶ自粛期間に重宝した3銘柄=トコタン

コロナ禍で外出自粛など様々な影響があるなか、株主優待には大いに助けられました。外食はできなくても、株主優待でテイクアウトをして、自宅で美味しいものが食べられたのです。今回は、自粛期間にも重宝した優待銘柄をご紹介したいと思います。

【関連】バイデン勝利を織り込む米国市場。暴落の兆候は「テスラの株価」で見極めろ=栫井駿介

プロフィール:トコタン
投資歴20年。長年の経験から、優待とキャピタルゲイン(値上がり益)を得ながら資産を形成した優待投資家。運用ブログ『とことこトコタンの株主優待ブログ

おすすめ優待銘柄その1:ジェイグループホールディングス<3063>

ジェイグループホールディングスは、「芋蔵」「ほっこり」「てしごと家」「Na菜Na」「うな匠」など、居酒屋を中心にレストランやBARも展開。名古屋が地盤ですが、出店エリアは関東・東海・関西・仙台で、順次拡大を目指しているようです。

こちらの株主優待は、2月末と8月末権利の年2回、保有株数に応じて優待品がもらえます。

《優待銘柄情報》
ジェイグループホールディングス<3063>
最低単元購入価格:4万9,600円(※10月20日終値)
権利付き最終日:2月末、8月末
《優待内容》
★お食事優待券(直営店舗で利用可能 ※一部店舗除く)
100株以上 2,000円 (年間4,000円)
200株以上 4,000円 (年間8,000円)
600株以上 8,000円 (年間16,000円)
1,000株以上 12,000円 (年間24,000円)
※お食事優待券と自社グループ商品とのお引き換えは4,000円相当コースよりご用意していますが、有効期限内のものを合算してお申込みができます。

こちらは年2回、株主優待として食事券がもらえるのですが、東海地方が地盤とあって幸いにも名古屋には使えるお店が多く、中でも名古屋駅のルーセントタワー内にある名古屋丸八食堂では、全国的に有名な「矢場とん」が入っており、通常の矢場とん店舗ではこちらの優待券は使えないのですが、この名古屋丸八食堂に限っては使うことができるのです。

早速、矢場とんの「わらじとんかつ弁当」をテイクアウトしました。わらじとんかつには味噌だれとソースの2種類味わうこともできますが、私は根っからの名古屋人なので、味噌だれで頂きました。有名店の美味しいとんかつを自宅で食べることができるので、嬉しいですね。

名古屋丸八食堂には他にも「うな匠」の鰻のひつまぶしや、鳥開の名古屋コーチン親子丼なども楽しめます。名古屋へ来られる機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Next: 自宅でハワイ料理のロコモコなどが食べられる!おすすめ優待銘柄(2)



おすすめ優待銘柄その2:ゼットン<3057>

ゼットンは、関東・東海・関西地区で飲食店を直営展開し、ハワイ飲食店「アロハテーブル」が主力の企業。ダイニング、ビアガーデン、ブライダルなど、公共施設での飲食店舗開発と商業店舗開発を柱に、ロゴなどグラフィックデザインの企画・製作や内装デザインに関わるコンサルティングを手がけています。

こちらの株主優待は、2月末権利の年1回、保有株数と継続保有期間に応じて株主優待品がもらえます。

《優待銘柄情報》
ゼットン<3057>
最低単元購入価格:7万9,000円(※10月20日終値)
権利付き最終日:2月末
《優待内容》
★お食事券
100株以上 継続保有期間 1年未満:3,000円相当 1年以上:4,000円相当
300株以上 継続保有期間 1年未満:9,000円相当 1年以上:10,000円相当
500株以上 継続保有期間 1年未満:18,000円相当 1年以上:19,000円相当
※同じ株主番号で毎年8月末日現在および2月末日現在の株主名簿に100株以上の保有を連続で3回以上記載されていること。

ゼットンはハワイアンレストランの「アロハテーブル」などがありますが、店内飲食はもちろん、テイクアウトでもハワイ料理で有名なロコモコなどが食べられるのです。ロコモコと言ったら、ご飯の上にハンバーグと目玉焼きがのって、グレイビーソースなどがかかった食欲をそそる味付けの逸品です。

ロコモコと一緒に「モチコフライドチキン」も注文しましたが、日本の竜田揚げのような感じでこれもまた美味しかったです。ポテトフライは味付けが濃く、飲みのお供には欠かせないものかと思います。なかなか旅行にも行きづらい現状に、こうした異国の料理を自宅で食べられるというのも嬉しいですね。

Next: 比内地鶏が味わえて、しかも高利回り!おすすめ優待銘柄(3)



おすすめ優待銘柄その3:DDホールディングス<3073>

DDホールディングスは首都圏及び主要都市を中心に、グループ会社において、居酒屋・カフェなどの飲食事業やビリヤード・ダーツ・複合カフェ・カプセルホテルなどを含むアミューズメント事業、ウェディング事業などを展開している会社です。

こちらの株主優待は、2月末権利の年1回、保有株数に応じて優待品がもらえます。

《優待銘柄情報》
DDホールディングス<3073>
最低単元購入価格:6万9,000円(※10月20日終値)
権利付き最終日:2月末
《優待内容》
★①株主ご優待券(1枚1,000円)or ②お米
100株以上 ①6枚  ②なし
600株以上 ①12枚  ②5kg
1,200株以上 ①24枚  ②10kg
6,000株以上 ①36枚  ②15kg
12,000株以上 ①48枚  ②20kg
※2020年10月15日発表の内容変更により、「DD POINT」の選択はなくなりました。

こちらは2月末権利の年1回、優待券またはお米がもらえるのですが、何といっても優待券の利回りがよく、100株保有の場合、なんと約9%を超えています。

こちらの優待券で、先日名古屋駅にある「今井屋本店」に行ってテイクアウトをしてきました。比内地鶏を扱うお店とあって店内の雰囲気も落ち着いた高級感が漂うお店ですが、テイクアウトの商品は今回注文した2種類のみ。いろいろな商品を少しずつ味わうことができる比内地鶏膳(2,300円)と比内地鶏のやきとり重(1,500円)です。

備長炭で焼き上げた比内地鶏は香ばしくて、他の食材も素材の味を残しながら上品な味付けでどれも美味しかったです。自宅でちょっと贅沢なお弁当が食べられるのはいいですね。コロナウイルスが終息したら、今度はゆっくりとお店で味わいたいものです。

私が銘柄を選ぶ基準のひとつとして、純粋にいただける株主優待に「お得感があるか」「魅力的であるか」であり、必ずしも企業業績を考慮している訳ではありません。投資をされる際の判断は自己責任にてお願いいたします。

【関連】居酒屋の倒産ラッシュ開始。「忘年会消滅」でも生き残るのは◯◯な店だけ=栫井駿介

【関連】不動産大不況の明確なシグナル。都心5区の空室率が急上昇しはじめた=洞口勝人

【関連】孫正義のArm売却額4.2兆円は妥当か?買った側のNVIDIA目線で分析=シバタナオキ

image by:imtmphoto / Shutterstock.com

本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年10月21日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。