トランプのコロナ感染で米世論は「バイデン有利」に傾き、投資家もそれを織り込んで動きはじめました。着目すべきは「長期金利」と「テスラの株価」です。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)
プロフィール:栫井駿介(かこいしゅんすけ)
株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立しつばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。
株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立しつばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。
トランプのコロナ感染で「バイデン有利」に傾く米世論
先週のレポートで「トランプ大統領の新型コロナウイルス感染で市場は不透明に」と言いましたが、早くもその方向性が見えつつあります。世論調査では、トランプ大統領が支持率を落とす一方、バイデン候補が上昇しているのです。
トランプ大統領の感染は、現政権における感染対策失敗の象徴的な出来事であり、世論は愛想を尽かしつつあるように見えます。
もっとも、前回の大統領選挙でも、下馬評はヒラリー候補有利でしたから、事前の世論調査で決めつけることはできません。
しかし、確率としてバイデン有利には違いありません。投資家としては「バイデン大統領誕生」のシナリオを考える必要があります。