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分岐点の金相場。7月ボトムの確認は史上最高値更新の号砲となるか=葛城北斗

ここのところ上昇を見せている金相場。テクニカルアナリスト・葛城北斗氏によると、今は下降トレンドを脱出できるかどうかの分岐点とのことです。この上昇は単なる修正高なのか、それとも上昇トレンドに転換する兆候なのか?見極めのポイントを解説します。

1999年8月から始まった金の16年サイクルは7月で底打ちとなるか?

ただの修正高?それとも下降トレンド脱出?重要な分岐点

NY金相場は7月24日に付けた5年半ぶりの安値1072ドルから、先週の高値まで12週の上昇を演じた。この上昇時間は微妙だ。

どういうことかと言えば、金は2013年に急落して、一旦は6月に安値を付けた。そこから始まった波動は小刻みな上下動を繰り返しながら下値を切り下げていく下降ウェッジを形成。これは弱気型のフォーメーションであり、上昇はすべて修正高に過ぎない事を意味する。その間の上昇時間を見ると、おおよそ9~11週。強気に期待を抱く投資家にとっては残念ながら、NY金はまだ下降トレンドから脱出できていないことを示している。

NY金 週足(SBI証券提供)

NY金 週足(SBI証券提供)

リーマンショック時の08年10月にボトムを付けた後、金相場を見ると、その上昇時間は15~20週に及ぶのが普通だ。

今回、安値を付けて以降の上昇が先週の段階で12週を経過した事でかなり期待を持ったが、上昇が先週で終息してしまうと、まだ弱気から完全に脱却できていないことを示す。

しかし、高値を付けた後3週未満の調整で終了して、また高値を更新すれば、15年7月が何らかの長期サイクルのボトムであった事を示す

2016年1月前後に今年7月安値を守れるかが重要

その日はアストロロジーの面から見ても金星逆行開始時(7月25日)と合致した事から、少なくとも半年サイクルのボトムであったことを示す。なお、13年6月の安値以降、このサイクルは同年12月、14年6月、同年11月、15年7月とほぼ半年前後のサイクルでボトムを付けている。

次にボトムが出現するのは16年1月前後となる。この時に15年7月の安値を更新しなければ、99年8月253ドルの安値から始まった16年サイクルが15年7月にボトムを付けたことを示唆するだろう。そうなれば今後の金相場の上昇に大きな期待が持てることになる。次の上昇期では史上最高値は勿論、2020年以降3000ドルを超える可能性もある。

つまり、リーマンショック後の先進国における緩和状態、輪転機で擦りまくった紙幣のばらまきの反動が実物資産の価値を引き上げることになる。それはまだ先のことで現実味はないが、金が1500ドルを超えてから考えても遅くはない。

現在は目先の調整が3週間以内に終了して、次の上昇で先週の高値を更新すれば、少なくとも半年サイクルの上昇期が数ヶ月続くと判断される。

その後は以前の記事で述べた如く「金がボトムを打った後の初期上昇波動は30~40%程度は難なく実現するだろう。そのレベルは1390~1520ドル」の実現を期待する。

【初出:商品版投資日報 10月23日号「第六感の目」(毎週金曜日掲載)】

【関連】ゴールド相場に底打ちの兆し。NY金は1500ドル超えも視野

投資日報デイリーリポート』(2015年10月27日号)より一部抜粋
※チャートと太字はMONEY VOICE編集部による

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