「お金さえあれば、会社なんてすぐに辞めるのに…」なんて思っている人は多いでしょう。では、仕事を辞めたら、あなたは何をしますか?それを考えることで、本当に自分が望んでいたことがわかります。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
「お金があったら、こんな会社辞めるのに」は本音か?
あなたは、何のために今の仕事をしていますか?
「お金があったら、こんな会社辞めるのに」……こんなふうに考えているのでしたら、少し考え方を変えた方が良いかもしれません。
「では、会社を辞めたらどうしたいのか?」と、考えてみてくださいね。
もしも、宝くじが当たって、1億円が手に入ったとします。年収300万円くらいの人であれば、約35年間は働かずに生活を続けられます。
言い換えれば、慎ましい生活を続けて、「たった35年」しか生活できないのです。
そう考えると、問題は「お金」じゃないですよね。
あなたの人生で何を成し遂げたいのか。何に価値観をおいているのか。それを知ることが大事です。
また周りの人からの妬みや援助を乞う声などをかわして、ちゃんと1億円を受け取ってうまく使える人でないと、宝くじが当たっても不幸な人生になってしまいます。
「お金があれば…」と考える前に、普段の支出を見直すこと
お金があれば、やりたいことができるし、欲しいものを何の気兼ねなく買えるし、美味しいものも好きなだけ食べられます。
ところが、買い物も美食も、いつかは飽きてしまいます。
「お金があれば」じゃなくて、目標や目的を見つけることが大事なんです。
美味しいものを食べたいのでしたら、コンビニでおにぎりを買うのをやめて、自分でおにぎりを握って持っていけばいいんです。
普段から節約していれば、週末には美味しいレストランで食事することもできますね。
つまり、ムダな出費をしていないか、生活パターンを見直すことです。そして、コツコツと長続きできる長期投資をはじめることです。
お金持ちほど「無駄なもの」は買わない
お金持ちと言われる人ほど、お金の流れはキチンと把握しています。
無駄なものは買いません。お金持ちほど、お金の使い方をよく知っています。
「お金がない」と感じているのでしたら、あなたのお金の習慣を見直してくださいね。
『教育貧困にならないために』(2021年9月30日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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