安倍総理、ロシアと中国に救われる
2013年12月26日、安倍総理は靖国神社を参拝しました。
「反日統一共同戦線戦略」の存在を知らない日本政府は、
「反対するのは中国、韓国だけであろう」
と甘くみていた。
なぜかというと、小泉さんは総理時代6回も靖国を参拝し、中韓以外からほとんど反対されなかったから。
ところがふたを開けてびっくり。
靖国参拝を非難したのは「中韓だけ」どころか、
アメリカ、イギリス、EU、ロシア、オーストラリア、台湾、シンガポールなどなど。
日本政府は何が起こったかわからず、オロオロしていました。
このネガティブ反応は、「中国の戦略が原因である」ことに気づいた政府高官はいたのでしょうか?
安倍総理は世界的に孤立し、非常に厳しい状況に立たされました。
ところが、「歴史的大事件」が起こり、安倍総理は救われます。
それが、2014年3月のクリミア併合。
これで、アメリカの敵ナンバーワンはプーチン・ロシアになった。
アメリカは、安倍総理を敵視するのをやめました。
それからちょうど一年後の15年3月、今度は「AIIB事件」が起こりました。
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、イスラエル、韓国などが、あからさまにアメリカを裏切り中国についた。
(つまりAIIBへの参加を決めた)
これで、アメリカの敵ナンバーワンは、ロシアにかわって中国になりました。
前号でも触れましたが、現状は、
・ロシアは、イスラム国(と反アサド派)と戦う
・アメリカは、中国と戦う
という構図になっています。