大魔王がほっぺたを落した!神戸で「カルボナーラパン」を征服

2015.10.17
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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大阪からチャリに乗って神戸に着いた〜という「ママチャリで日本一周中の悪魔」こと大魔王ポルポルさん。滞在中の神戸で「裏名物」と言われている、浅漬けきゅうりコッペパン丸々一本はさまった「漬物ドック」なるローカルパンを食べて悶絶してもらおうと、さっそく食レポ依頼メールを出したところ、二つ返事でOKが。しかし、どうやら思わぬアクシデントがあったようで……。

神戸で悪魔が「ひとりパン祭り」

「漬物ドック」というパンを知っているだろうか?

コッペパンに「きゅうりの浅漬け」を丸々一本はさんだパンのことで、神戸市垂水区にある「陸(くが)ノ丸井パン」で売っている有名なB級グルメだ。

メディアにも取り上げられるほど人気のパンで、陸ノ丸井パンは地元では有名なパン屋となっている。

そんな大人気パン屋を闇色に染めるため、この大魔王ポルポル様が大阪からはるばる神戸まで、チャリでやって来たのだ。

ことの発端は、大魔王がまぐまぐニュース!より依頼を受けたことから始まる。

「漬物ドックで有名なパン屋をみつけました。早速、支配してきてください」と、魔界へメールが来たのだ。

しかし大魔王は怒り狂っていた

またパンだと……? 前回はフレンチトーストで、我輩は食パンにメロメロになってしまったばかりであるぞ!!

ふざけやがって…これではパン三昧ではないか! たまにはステーキでも食いてぇんだよ、ガッハッハッハ!

と、天地を揺るがすほどの怒りが襲っていたのだが、

「あっ、漬物ドックみたいな地方のグルメ食べたかったんです! ありがとうございます、さっそく行ってまいります」

と、悪魔らしからぬ腰の低い対応で、食レポ依頼に即オッケーを出してしまった。

そんな低姿勢のポルポルは、陸ノ丸井パンを目指している途中、実は漬物ドックにちょっとウキウキしていた。

「漬物、ドックか……どんなパンなんだろうか」

「人気で売り切れてたらどうしよう……なーんてな、ガッハッハッハ!」

などと妄想を繰り広げていたら、あっという間に件のパン屋に到着。店の周辺は、恐怖の色に染まっていた(たぶん)。

営業妨害スレスレの悪魔が、パン屋の前に到着

営業妨害スレスレの悪魔が、パン屋の前に到着

大魔王はさっそく店に入り、恐怖の一言をお見舞いしてやった。

すみません、漬物ドックを探してるんですが…」

すると店員は、

「漬物ドックは夏限定の商品なので、今の時期はあつかっていないんです。申し訳ありません」

と、現在は漬物ドックがない、と言い出した。

大魔王ポルポルは、またまた怒り狂った。

「ふ、ふ、ふざけやがって! 我輩は大魔王だぞ! はやく用意するのだーー! ニンゲンども!」

天地が割れてしまうほどの怒りが込み上げてきた。

……が、その怒りを言葉にはしないで、冷静になり、

「では、そこの……キャラメリーナというパンを貰おう」と、女子みたいなパンを選んだ。

これが、女子力全開のネーミングが気になるキャメリーナだ!

これが、女子力全開のネーミングが気になるキャラメリーナだ!(左)

大魔王は甘いパンが好きなようだ。

そんな悪魔に気づいたのか、パン屋の店長が我輩を見に店の奥から出てきた。

大魔王の姿に動揺もせず、ニコニコの笑顔で近寄ってきたのである。

そして、一つのパンを指さし、「おススメのカルボナーラパンはどうですか?」

と店長オススメのパンを代わりに勧めてきた。

「ふん! まぁ。今日のところは、おススメのカルボナーラパンで我慢しよう。ガッハッハッハ!」

と、大魔王はカルボナーラパンを購入。

これが噂の、パスタだかパンだかわからないカルボナーラパンだ

これが噂の、パスタだかパンだかわからないカルボナーラパンだ

そして、もう一つのお勧めである「チーズ小型爆弾パン」、我輩の好みの「キャラメリーナ」の合計3つを購入。

チーズ小型爆弾は、その名の通り手榴弾型なり

チーズ小型爆弾は、その名の通り手榴弾型なり

大魔王ポルポルの「ひとりパン祭り」が始まった。

それらのパンたちを持って近くの公園に移動し、食べ始めたのだ。

まずは「カルボナーラパン」、魔界にはない発想とフレンチな香り。

悪魔主催の「ひとりパン祭り」。白い皿をプレゼントして欲しいぞ!

悪魔主催の「ひとりパン祭り」。白い皿をプレゼントして欲しいぞ!

「カルボナーラ」という名前からして美味そうである。さっそく一口食べると驚愕した。

ふかふかのパンが我輩を包み、そのあとから来るトマトやハムの旨さ。

我輩のほっぺた落ちそうになってしまったのだ。

「どんなイースト菌を使っているのだ! な、なかなか旨いではないか……」と悔しがった。

カルボナーラパンは、名前に反して普通に旨そう

カルボナーラパンは名前に反して普通に旨そう

次はチーズ小型爆弾パンを食べる。口の中に数種類のチーズがに広がり食欲をそそる。チーズ好きには堪らないパンだ。

「ど、どんな、発酵のさせ方をしているのだ! び、美味ではないか……」と、またまた悔しがってしまった。

決して小型ではないチーズ小型爆弾はチーズの宝石箱や!

決して小型ではないチーズ小型爆弾はチーズの宝石箱や!

そして極め付けは女子みたいなパンの「キャラメリーナ」。

ただのスイーツ好き男子になってしまった悪魔がひとり

ただのスイーツ好き男子になってしまった悪魔がひとり

キャラメルのザクザク感とパンの相性が抜群。口の中に甘さが広がっていく。

「な、なんて、美味たるキャラメルなのだ。す、すばらしい……」

と、食べたことないパンの旨さに感動したのだ。

こんな美味しいパン屋を征服するのは、もったいない

仕事と魔界を忘れてパンに夢中!

仕事と魔界を忘れてパンに夢中!

大魔王はそう判断し、このパン屋を征服するのをやめたのだ。

そんな人情あふれる大魔王ポルポルの旅は続く……。

撮影協力:陸ノ丸井パン、町の人

 

DATA:

陸ノ丸井パン(くがのまるいぱん)

住所: 兵庫県神戸市垂水区神田町7-8

営業時間: 8:00~19:30

定休日: お正月・お盆の期間以外は無休

 

『大魔王ポルポルの日本征服の旅』

著者/大魔王ポルポル

日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!

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