サラダ油を買ってはいけない。細胞が自殺や壊死を起こす危険物質とは

 

オメガ3系オイルも加熱すれば細胞に「害」が

一方、オメガ3系の亜麻仁油やエゴマシソを食事に取り入れ、摂取する脂質のバランスを整えることによる健康効果はアメリカでもだいぶ以前から注目されています。実際、僕も亜麻仁(フラックスシード)やチアシードをスムージーにして飲んでいますが、これはオメガ3系脂肪酸抗酸化物質食物繊維の摂取を目的としています。日本の食事でも亜麻仁油やエゴマ油を取り入れるのは良いと思います。

ただし注意していただきたいのは、これらオメガ3の脂肪酸は熱に弱く、加熱によって酸化して不飽和アルデヒドという物質が発生し、細胞に害を及ぼします。従って、亜麻仁油やエゴマ油はサラダなど加熱しない料理に使用して下さい。加熱して使う油としては質問者さんのように米油ゴマ油も良いですし、オリーブオイルも良いでしょう。これらの油はオメガ9系といって、オレイン酸を多く含み熱にも強いです。

質問者さんはスーパーでの買い物が野菜、魚、納豆が多いのですね。とても健康的ですが、肉類からも有益な栄養素がとれるので、過剰に避ける必要はないと思います。安価サラダ油避ければそれだけでかなり食事の質が向上します。

さて、アメリカには色々な油が取り揃えられています。安価なサラダ油もあるし、他にも様々な原料のオイルがあります。例えば、キャノーラ、サフラワー、コーン、ひまわり、ココナツ、アーモンド、クルミ、ピスタチオ、マカダミアナッツ、アボカド、ごま、えごま、亜麻仁、そしてもちろんオリーブ。僕のキッチンにはオリーブキャノーラごまピスタチオのオイルがあります。

image by: Shutterstock

 

shinkoro

しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」
著者:しんコロ
ねこブロガー/ダンスインストラクター/起業家/医学博士。免疫学の博士号(Ph.D.)をワシントン大学にて取得。言葉をしゃべる超有名ねこ「しおちゃん」の飼い主の『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』ではブログには書かないしおちゃんのエピソードやペットの健康を守るための最新情報を配信。
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