深刻な不動産の「2015年問題」、あなたの県の土地価格はどこまで下がる?

2015.10.26
by kousei_saho
 

【東海の5県】

  2015年 2040年 増減
全国 1億2,659人 1億727万人 -15.5%
愛知県 747万人 685万人 -8%
滋賀県 142万人 130万人 -8%
三重県 182万人 150万人 -17%
岐阜県 203万人 166万人 -18%
静岡県 369万人 303万人 -18%

 東海では、愛知県と滋賀県が、東京・神奈川と同じ、8%の人口減にとどまります。2015年に対する地価の下落は、20%と見ます。

三重県、岐阜県、静岡県の人口減は、全国平均の15.5%より少し高い。2040年に向かって地価は、45%の下げをすると見ます。

 

【関西2府 3県】

  2015年 2040年 増減
全国 1億2,659人 1億727万人 -15.5%
京都府 261万人 224万人 -14%
大阪府 880万人 745万人 -15%
兵庫県 553万人 467万人 -16%
奈良県 137万人 109万人 -21%
和歌山県 96万人 71万人 -26%

 京都、大阪、兵庫の人口の減り方は、全国平均で14%~16%の間です。2040年時点での地価は、やはり、現在から40%下落でしょう。京都の下がり方は少なく、30%か東京並の20%かもしれません。居住人気が高いからです。

奈良県50%へ下落し和歌山県40%以下に下がると見ます。

 

【中国地方5県】

  2015年 2040年 増減
全国 1億2,659人 1億727万人 -15.5%
広島県 282万人 239万人 -15%
岡山県 191万人 161万人 -16%
鳥取県 56万人 44万人 -22%
山口県 139万人 107万人 -23%
島根県 68万人 52万人 -24%

 広島県、岡山県の人口減は、ほぼ、全国平均です。地価の下がり方も全国平均のである40%でしょう。

鳥取、山口、島根は、全国平均より6~9ポイント高い。2040年の地価は、60%下げて、現在の40%付近でしょう。

 

【四国と福岡県】

  2015年 2040年 増減
全国 1億2,659人 1億727万人 -15.5%
福岡県 504万人 437万人 -14%
香川県 97万人 77万人 -21%
愛媛県 138万人 107万人 -23%
徳島県 75万人 57万人 -24%
高知県 73万人 53万人 -27%

 福岡県の人口減は、全国平均より少し少ない。地価下落は、県全体の平均で30%でしょう。九州の中核都市の福岡での2040年に向かう地価の下落は30%か、東京並みの20%でしょう。

四国の4県は、いずれも、これから2040年に向かう人口減が20%以上です。香川の地価は、50%は下落し、愛媛、徳島では60%下落して、高知では70%下がるかも知れません。

 

【沖縄と九州の6県】

  2015年 2040年 増減
全国 1億2,659人 1億727万人 -15.5%
沖縄県 141万人 136万人 -4%
熊本県 177万人 146万人 -18%
大分県 116万人 95万人 -18%
佐賀県 83万人 68万人 -18%
宮崎県 110万人 90万人 -18%
鹿児島県 165万人 131万人 -21%
長崎県 137万人 104万人 -25%

 わが国で、人口減がもっとも少ないのは沖縄で4%です。東京が8%でしたから、その半分です。2030年ころまでは、沖縄の地価は上がります。その後、下落に入り、2040年の地価は、2015年の10%減でしょう。不動産投資するなら、1年中暖かい沖縄です。アメリカではフロリダやハワイのような感じです。

熊本、大分、佐賀、宮崎の4県は、いずれも、人口が18%減ります。2040年の地価は、現在の50%でしょう。

鹿児島55%の下落であり、長崎県は、60%の下落と見ます。

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