「流行語大賞」を見ればわかる?日本人が英語を苦手とする真の理由

 

勉強そのものが苦手で、他の科目も総じて学力が低いのなら、まぁ、しょうがないってことになる
だろうけど、そういうワケじゃない。

あるいは、日本国内には、英語の教材が乏しい・・・というワケでもない。

いや、英語が母国語じゃない国々の書店の英語のコーナーなどを比較したら、たぶん、日本がもっとも充実しているくらいじゃないだろうか。

いくら、英語は日本語と文法が違うからとか、発音が違うから・・・と言っても、アメリカ国内じゃ、5歳児だって普通に英語ペラペラになるわけで、何か根本的な部分に誤解があるとしか思えない。

要するに、日本人は、実は、英語が苦手なのではなく、日本語でのコミュニケーション能力が高すぎるせいで、必要以上に、英語を難しいと感じているのだ。

日本人が、細部にまでこだわるいつもの日本語を話す調子で、頭の中で考えたことを、英語で言い表そうとすると、どうしても、言葉が見つからない。

仲間内で通じる気のきいた言葉や表現を使おうと思っても、そんな細かいニュアンスまで言い表せる言葉がそもそも存在しないのだ。

冷静に考えれば、ごくごく当たり前の話だが、英語で話す時は、英語ならではのシンプルな表現を意識した方がいい。

そしてできれば、よりロジカルな表現を心がけるようにすると、たぶん、大多数の日本人の英語力は、格段に向上する・・・と思う

というワケで、毎年、「流行語大賞」の季節になると、改めてそういう認識、つまり日本人は、実は英語が苦手なのではなく、日本語でのコミュニケーション能力が高すぎるせいで、必要以上に英語を難しいと感じる傾向にあるという認識を、改めて確認できる良い機会だと思う。

image by:Shutterstock

 

メルマガ「ニューヨークの遊び方」』 より一部抜粋

著者/りばてぃ
ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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