「流行語大賞」を見ればわかる?日本人が英語を苦手とする真の理由

 

日本人は、実は英語が苦手なのではなく、日本語のコミュニケーション能力があまりにも高過ぎるため、シンプルな英語表現がしっくりこないだけ・・・なんだと思う。

もう少し詳しく説明すると、要するに日本人の皆さんは、日頃当たり前のように頭の中で考えたことの細かい些細なニュアンスまで的確に表す言葉を、膨大な言葉や表現の中から選んで使っているため、それを日常会話ではもっぱら『極めてシンプル』な言葉や表現ばかり用いる英語で言おうとすると、考えていることを十分に言い表せる適切な言葉や表現が見つからず、口ごもってしまったり、かなり英会話ができる人でも、いまいち不完全燃焼な気分がつきまとう、という感じになってると思う。

少し冷静に考えてみて欲しい。

英語以外の科目、例えば、「読解力」(=国語)、「数学的リテラシー」(=算数)、「科学的リテラシー」(=理科)などについての学力テストの結果を、国際的に比較する「国際学力テスト」(PISA、3年毎に世界65カ国が対象)や、数学と理科だけで比較する「世界学校ランキング」などの結果を見てみると、日本は、たいてい最上位層にランクインする。

例えば、2015年に発表された世界学校ランキングでは日本は4位

あらゆる欧米の主要先進国より上位だ。

〔ご参考〕

国際学力テスト(PISA)、日本「学力向上」順位上げる

Asia tops biggest global school rankings

そんな真面目で勤勉な日本人は、中学校から・・・、いや近年では、小学校のうちから、英語の勉強をはじめ、中学、高校、大学・・・等を経て、さらに、社会人になってからもずっと英語を勉強し続けている方々も多い。

それにも関わらず、いまだに、多くの日本人が、「英語は苦手」っていうのは、どう考えたって異常な現象だ

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