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ケント・ギルバート氏と上杉隆氏が大暴走?メディアの腐敗ぶりを暴露

毎週平日の16時から視聴無料の生放送を配信している、インターネット報道番組「ニューズ・オプエド」。12月17日の生配信には、近年積極的な評論活動を展開しているカリフォルニア州弁護士でタレントのケント・ギルバート氏が出演し、同番組のアンカーを務めるジャーナリストの上杉隆氏と、ギリギリのトークを展開した。

岸井氏発言への「意見広告」…その真意は?

今回、話題の主な中心となったのは、報道番組『NEWS23』(TBS系)のキャスター・岸井成格氏が、その番組内で「メディアとして、(安保法案廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言したことに対し、ケント・ギルバート氏ら複数の有識者が、新聞紙上にて抗議の意見広告を掲載した件について。

ケント氏は岸井氏の発言について、「『意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること』とする、放送法第4条に明らかに反している」と断罪。くわえて、TBSにおける安保法案の報道に関して、時間の93%反対意見の紹介に費やされているというデータも紹介し、その“報道の偏り”ぶりについて警鐘を鳴らした。

またケント氏は「岸井さんは、新聞に書いてる気分で言ってるんじゃないか?」とも語り、電波法に基づいて免許を受けているテレビ局の番組での発言と、新聞紙上での発言とでは、その意味が大きく異なる点に関しても指摘した。

今回の意見広告に関しては、岸井氏が所属する毎日新聞からも取材を受けたと、今回の番組内で明かしたケント氏。ちなみにその取材の模様は、ケント氏のメルマガ『ケント・ギルバートの「引用・転載・拡散禁止!」 Vol.31』(2015年12月6日配信号)にて、詳しく紹介されている。

 

新聞メディアの腐敗ぶりや出禁の過去を大暴露

ケント氏の矛先は、日本の新聞メディアに対しても向いた。

まずは、最近取り沙汰されている軽減税率の件。生活に必要な食料品とともに、新聞にも適用されるべきかという問題に対し、ケント氏は軽減税率そのものに反対であるという意見を表明するとともに、軽減税率による優遇を画策する新聞メディアを「腐敗しているから“発行食品”」と、ダジャレで一刀両断。

またケント氏は、辺野古移設反対派のメンバーが米軍キャンプ敷地内に侵入し逮捕された事件を“不当逮捕”と報じた、「琉球新報」「沖縄タイムス」のいわゆる“沖縄二紙”についても言及。事件後にリークされた逮捕時の映像と、沖縄二紙による報道内容が異なる点を挙げて、「事実を書かない」「訂正・謝罪しないのは倫理上問題」「論外」と切って捨てた。

いっぽうで上杉氏も、慰安婦誤報取り消し騒動の際に、朝日新聞から出入り禁止圧力をかけられた過去を暴露。ケント氏の意見に同調する形で、「日本のメディアは謝らない」と語り、世界各国の新聞では当たり前なコレクション(常設の訂正欄)やオプ・エド(反論や異論を述べる欄)を設けない、日本の新聞メディアが持つ傲慢さを改めて指摘した。

番組内ではこれらのほか「夫婦別姓問題」の話題や、過去にケント氏も出演し、現在は渦中の岸井氏が出演しているテレビ番組『サンデーモーニング』(TBS系)の裏話も飛び出し、放送予定の一時間を大きくオーバー。その模様は「ニューズ・オプエド」にて視聴できる。

source:『ニューズ・オプエド

 

ケント・ギルバートの「引用・転載・拡散禁止!」
著者/ケント・ギルバート
テレビのコメンテーターをやってた時代に、私は日本のタブーを教わりました。不特定多数に向けた媒体で書ける話題には限界があります。有料メルマガであれば、そのような話題にも踏み込めます。読者の方からもテーマを募って、さらに本音の私をぶつけて行けたら良いなと考えています。
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