名刺に入れるだけで相手が感動する、たった5行の「V」や「W」

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あなたの名刺には、どんなプロフィールが書かれていますか? 普通は役職名だけですが、もっと印象に残るプロフィールを入れてみたい…そんなビジネスマン必見なのが、メルマガ『もう、資格だけでは食べていけない』の著者で資格コンサルタントの横須賀輝尚さんによる「見た人を感動させるプロフィールの書き方」。これをマスターすれば、受け取った相手の自分を見る目がガラッと変わりますよ。 

「V」理論、「W」理論とは?

プロフィールですが、まずは自分の情報をさらけ出すことが大事。名刺はそういった情報を箇条書きにすればいいし、まずは情報の質よりも、情報の量を提供する。
例えば、私が最初に、本当に最初に出した情報はこんなもの。しかし、こんなんでも反応はあるんです。

 ・1979年埼玉県行田市生まれ。
 ・東農大三高卒
 ・専修大学法学部卒
 ・23歳でベンチャー企業をリストラ
 ・2003年横須賀事務所開業

たった5行ですが、このたった5行でも人は反応できるんです。埼玉県生まれの人、1979年に何か縁のある人、農大に縁がある人、専修大学に縁がある人、20代での起業に縁がある人。心理学では自己開示」とこういうのを呼びますが、これを積極的にやっていく。

ただ、これはある程度初歩的なもの。よくわからない人は、箇条書きで書いておけばいい。特に名刺は、スペースも限られているし、ある程度の書き込みしかできなくなる。

一方で、ウェブサイトなんかは、文章量がある程度多くなっても問題ない。その場合は、「V」か「Wでプロフィールを書いてみるとさらに魅力が高まります。

「V」(ブイ)と「W」(ダブリュー)ですが、これは、人生のアップダウンを表しています。平坦な人生よりも、様々な障害を乗り越えた人生の方が、魅力的に見える。これはドラマや映画の理論でも同じ。様々な困難を乗り越えていく姿に、人は共感し、感動する。だから、自分自身のプロフィールも、そうやって、アップダウンを入れていく

いろんな人の本の著者略歴を見てみてください。簡単な略歴の人もいますが、多くは、一度か二度の挫折があり、それを乗り越えて…と記載されていることがあるはずです。

私の場合も、一度ベンチャー企業をリストラされた、というものがあり、それが強めのマイナスになっています(まあ、狙ってこのマイナスを得たわけではないですが 笑)。

重要なのは、自分にとってただマイナスだと思っていたことでも、人から見たら印象が違う、ということ。私はリストラされ、しょうがなく独立したのですが、これは「仕事できない人間」だと思っていたわけです。1ヶ月もサラリーマンができなかったわけですから。

ただ、周りの印象は違いました。リストラされて即起業なんてなかなかできるもんじゃない。23歳で思い切ったことをするなあ。そのやる気がすごい!とか、だいぶ都合の良い受け取り方をしてくれるものです 笑(ありがたいとしか言えないです)。

なので、自分の評価や印象は、あくまでも自分のもの。一度自分のプロフィールをさらけ出して、いろいろな人の印象を伺ってみると良いです。

V」または「W」で自分の略歴を感動的に。プロフィールも突き詰めれば工夫の余地はあります。ぜひ、もう一度見なおしてみてください。

image by: Shutterstock

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