楽して稼いだ金は使うな!高城剛の考える超シビアな「自活力」

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常に新しいことを考え、楽しみ、人生をポジティブに捉える高城剛さん。メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』には、人生が思うように進まず、相続した土地を売って何とか人生を乗り切りたいという読者の質問が寄せられています。お金と人生…どちらも順調に見える高城さんの出した答えは?

相続した土地を売ったお金で自活力をつけるには?

Question

shitumon

高城さん今日は。いつも目の覚めるような回答をありがとうございます。

私はフリーランスのアラフィフです。特殊な仕事でしたので潰しはきかず年齢的にも就職は厳しいです。細々と英語の勉強をしています。この年まで資産も作れず稼ぐ力の無さが辛いです。今、相続した土地(埼玉の僻地住宅地)を売りに出しています。時価1000万程度ですが足元見られてたたき売りになるかも知れません。これを原資に稼ぐ力を付けてなんとか人生乗り切りたいのです。

学校へ入る、通信教育、留学?(英語力はTOEIC500+英検2級、Skype英会話5年程度です)株式投資は学校に入って勉強しましたが150万損しました、FXも退場しました。

やっていた仕事は現場のクリエイターで、社会、経済、経営に関しては不勉強でした。うまく立ち回る政治力・スキルもないどころか境界性人格障害で長年通院しています(この病気は専門治療を受けられる所をずっと探してますがつい最近も患者が多いとかで門前払いされました)今もちょっと鬱気味です。残りの人生自活していく力をつけたいです。

高城さんならこの資産を使ってどう自活力に帰るべきとお考えになりますか?
何卒よろしくお願い致します。

高城剛さんの回答

ご質問を拝読しまして、いま良い機会のようです。

まず、お金と人生を切り離して一度考えてみましょう

それは、相続する土地を売却して得たお金を使っても、ご希望の「稼ぐ力」はつかず、逆に相続する土地がなんらかの理由で売れなくなってしまえば、ご希望の「稼ぐ力」は得られるようになるように思うからです。

なぜならその「稼ぐ力」は「楽して稼ぐ力」ではなく、「苦労して稼ぐ力=本当の稼ぐ力である必要があります。
それは、とても地道なことのはずです。

なにをはじめても最低でも7年はかかると思いますが、考え方によっては7年後には、お求めの「残りの人生自活していく力」がつくはずです。

どんなに大変でも、いま、その道を進まねばなりません。

だから、もし相続する土地を売却してお金を得てしまったら、僕なら不幸なことだと思って定期預金などにして、一切使いません

この「誘惑」に勝てるかどうかが、人生の分かれ道です。

「楽して稼ぐ力」は、すぐに失いますから。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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