日本をdisる老人、-7度なのにドア工事…NYのスタバで邦人を襲う珍事

 

人それぞれ、国それぞれ

橋本、それに「苦笑い」で答える。

「なんでこんなにうるさいんだろうね」とご主人が話しかけてきたため、橋本は「なんでこんなに寒いんだろうね」と言うと、いい間をとって、「だって、ドアがないんですもん」ともっともであって、信じられない状況を夫人が言い放ち、3人で笑い合った。

こういう「知らない人とのコミュニケーション」が橋本大好きで、そういう人から何かを吸収させてもらう分、自分も何かしらの情報を与えなければという思いが募る。

だから自然と出た言葉、「自分の国のスタバではこういうことはないんだけどね」。

するとおじいさん、「どこから来たんだい?」

それに「日本」と軽く答える橋本。

ニューヨークより静かで、

ニューヨークよりきれいで、

ニューヨークより住みやすく、

ニューヨークよりどんなサービスもいい

日本から。

そんな「変なプライド」みたいなものちょこんと乗せて答えたつもりだったんだが、そのおじいさんが放ったひと言、衝撃だった。

「ああ、津波の後に放射能の問題を抱えて続けているだよね」

びっくりした。

日本=きれいな国

日本=品質のいい国、住みやすい国

そんな答えばかりを聞いてきた日本語教師時代とは全く違う、直接的であって否定できない「日本の今の姿」を口にしたのだ。

よく考えれば、日本にいる外国人留学生の多くは、「日本が好きな人」がほとんど。ひいき目にもなる。

しかし、ここニューヨークでは、日本は彼らにとって

「数ある国のうちの1つ」

「アジアだよな」

「韓国と日本の違いはなんだ?」

ぐらいにしか思ってなかったりする。

まさか、「日本のスタバはうるさくない」で「放射能」の話になるとは思っていなかった橋本、やんわりと彼らをけん制するために地震直後に被災地を訪れた経験を彼らに話したところ、今度はなんと

「2020年のオリンピックは東京だよね。……大丈夫なんかい?

とこれまた心臓を一刺しにする凶器に近い質問よこしてきた。

さらには、

「だって中国で開催された北京オリンピックだって、環境汚染問題がかなり深刻だったじゃん」

と、範囲をアジアに拡大しディスり始める

すると、まさかの助け舟。

橋本の隣に座っていたアジア系の若い男性だった。

「まあ、各国色んな問題があるのは仕方ないよね」

当たり前すぎる答え。

しかし橋本には大きな心の支えとなる。

じいさん、

「どこから来たんだい?中国?」

すると、その兄ちゃん、

台湾です」

それにじいさんは、

「ああ、知ってる。中国の一部の」

( ゚Д゚)。。。

台湾は、国連では「国」として認められていないのは確か。

ただ、台湾の人たちは、自分たちが「台湾人」であるという誇りをもっている。

それを知ってか知らずか、そのじいさんは「中国」ディスりつつ、また、「台湾」までもをごく自然な流れでディスったのだ。

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