暴発する中華帝国、なぜ彼らは世界で「強欲化」しているのか?

 

米国はどうなるのか?

米国の引きこもりは始まる可能性が高い。クリントンが大統領になっても、米国の保護主義は強まる。米国の安全保障に関わる太平洋や大西洋に中国が出てくると警戒するが、インド洋では、米国の安全保障には、あまり影響がない。中東の石油確保にも興味がないので、中国の行動を規制しようとはしないはず。

ということで、中東やアフリカで中国が行動しても、米国は無関心な状態が続くことになる。

日本はどうするのか?

中国の国力は、米国の半分、将来的には同等になる可能性が有り、日本だけでは対抗できない。日本はロシアを含めて中国封じ込めをしないと無理である。

米国も中国が太平洋に出てくると、それは安全保障上問題であり、日米同盟は機能することになる。中国拡大戦略は止めることはできないが、中国が進出する国に対しては、中国の独善的な行動を忠告はできる。

しかし、中国進出国のインフラは整備されるので、日本企業も行動しやすくなるので、平和的な進出をすることである。

日本は、中国が太平洋に出てこないなら、中国との互恵関係は続けていくことであるが、尖閣諸島への攻撃には反撃しないといけないので、中国が、そのような行動をとらないように日本自体の防衛能力を上げておくことが必要である。

さあ、どうなりますか?

image by: Wikimedia Commons

 

国際戦略コラム有料版』より一部抜粋

著者/津田慶治
国際的、国内的な動向をリアリスト(現実主義)の観点から、予測したり、評論したりする。読者の疑問点にもお答えする。日本文化を掘り下げて解析して、今後企業が海外に出て行くときの助けになることができればと思う。
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