オレオレ詐欺が捕まらない不思議。犯人を合理的に追い詰めるには?

 

永江一石さんの回答

まず警視庁のサイトにもあるんですが、オレオレ詐欺の被害者の大半は電話帳に電話番号を記載しているので、これをやめます。116に電話です。

次にキャッシュカードの引き出し限度額を下げる。ここまでは子供が一緒にやっておくことです。

犯人側は学校の名簿など、最初から資料を持っているので息子の名前とかは知っているんです。で、使われている携帯電話ですが、この電話番号では誰が使っているのかわからないようにしています。

たとえば多重債務者に大量に携帯を契約させて買い取ったり、留学生が帰国するときに買い取ったりしているわけで、使い捨てですからそこから逮捕はできないわけです。所有者と使用者が違うわけですね。なのでこの線を追ってもしかたない。

なんと兵庫県警では人力で詐欺グループの電話に電話を掛けまくって使えないようにして回線をパンクさせて成果を上げているそうです。これ、自動化してコンピュータで電話掛けまくって潰す攻撃を警察全体でやればいいと思います。

さてわたしの対策ですが、これはもう「この犯罪をしたら割に合わない」くらいに法律改正をするしかないと思うんです。中国だったら死刑にするんでしょうが、日本ですから初犯でも30年くらいの刑にする。出し子であっても20年くらいにする。詐欺の上限を死刑、または終身刑にします。

要するに結論は「割に合わないくらいに刑を重くする法改正」で決まりです。

 

永江一石『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』
著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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