教育のプロ直伝! 子どもの勉強やる気スイッチが確実にONになる魔法の言葉

Anneka/shutterstockAnneka/shutterstock
 

家でまったく勉強をしないお子さんに頭を悩ませている方、必読! 塾や予備校で1000人以上を教えてきた教育のプロがメルマガで、驚くほど無理なく学習習慣をつけられる声かけ法を披露してくださっています。

学習習慣のない子へのアドバイス

「家で勉強する習慣がないんです」
「家で机に向かっているを見たことがないんです。」

よくこのようなご相談をいただいています。そこで、このコラムではこのご相談へのアドバイスをしたいと思います。

まず結論から申し上げます。自宅学習する習慣のないお子さんには、次のようにアドバイスすることが多いです。

「毎日、1分間勉強しよう!」

そうするとたいていのお子さんは、

「え? 1分でいいの?」

と拍子抜けします。

おそらく、

「1日1時間勉強しなさい。」
「1日2時間はやらないと。」

と言われ続けているからでしょう。

学校や塾や家庭教師の先生や親から言われている時間数ととても大きなギャップがあるために拍子抜けするわけです。私はむしろこのギャップを利用しようとこのアドバイスをしています。

そうすると、お子さんは

「1日1分だったら…やってみようかな。」

前向きな気持ちでこのアドバイスを受け入れられることが多いです。

毎日勉強する習慣のない子にとって大事こと。それは、

とにかく心理的なハードルを下げること

これにつきます。

「1日1時間なんてムリだ。」

と思ってしまうんですよ。こういう子は。だから、ハードルを思いっきり下げるわけです。

でも、よくよく考えてみてください。1分って言ってもバカにならないんですよ。お子さんは、

  • 1分だけでも勉強しようと気に掛ける
  • 今から1分やろう! と思う
  • 椅子に座る
  • 机に向かう
  • 教科書や問題集を探す
  • ノートを開く
  • ペンを持つ

など。これだけのことをするわけです。0分だと、これすらもやりません。これは大きな進歩だと思いませんか??

継続って大事です。まずは1分でもいいんですよ。とにかく毎日続けることに価値があります。

実際に、1分間だけで勉強が終わったとしてもお子さんに向かって絶対に文句を言わないでくださいね。むしろ褒めてあげてください。0分が1分になったのはスゴイことです。

もしかしたら、そのまま5分間勉強できることもあるかもしれません。

1分やるつもりが10分になることがあるかもしれません。

1分やるつもりが30分になることがあるかもしれません。

1分やるつもりがいつのまにか1時間になることがあるかもしれません。

1分間勉強する、ということはそういうチャンスがあります。

0分ではそういうチャンスすらもありません。0分は0分です。そもそもやらないわけですから時間が伸びることもありません。

「うちの子、自宅学習する習慣がないんです。」

という相談はとても多いです。そういうお子さんには、

「毎日1分間勉強しよう!」

と声を掛けてお子さんの気持ちのハードルを下げることから、スタートしてみてはいかがでしょうか。

そして、毎日の勉強習慣が付き始めてから、

「毎日30分勉強しよう!」
「毎日1時間勉強しよう!」

少しずつ長時間になるように導くことが大事です。

これは私が家庭教師のプロフェッショナルとして、実際にお子さんや保護者様にアドバイスしている内容のひとつです。参考にしていただけたらと思います。

LFLの家庭教師ではお子さんの気持ちを考えながら、挑戦してみようと思えるハードルを課しています。

そうすることで少しずつ理想状態に近づけていくのです。

最初から理想的な状態をお子さんに押し付けることは簡単です。そして、それを実現できないお子さんの責任にすることも簡単です。

しかし、これを教育的と言うのにはほど遠いのではないでしょうか。指導とは、ある目的・方向に向かって教え導くこと、と辞書にあります。

教え導くことが大事です。

押し付けることではありません。

お子さんを理想状態に近づくように1つずつ指導します。1つずつ教え導いてまいります。

お気軽にご相談いただけたらと思います。

齋藤裕一の「教育力」と「勉強力」 ~ココだけのリアル話~
悩める保護者の方に! 塾・家庭教師・予備校・学校で1000人以上を指導した教育&学習コンサルタントによる超実践的教育メルマガ。多彩な指導歴をもとに、タメになる教育のエッセンスを生公開中! 保護者様からのご質問もOK!
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • 教育のプロ直伝! 子どもの勉強やる気スイッチが確実にONになる魔法の言葉
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け