あんなに話題の「コストコ」が売上減の謎…経済ニュースを英語で学ぶ

 

経済コラム

これまでは、この影響は日本に起きていたんですね。円高のせいで。それが今度はアメリカの番になったわけです。

このように経済はくるくる回ります。

しかし、アメリカ経済は力強いです。というのも、人口が減らないからですね。

人口というのは将来を予測するための最も裏切られることがない指標です。なぜなら、今日生まれた人たちが20年後に20歳になり、その国の労働力となり、その国の消費を支えるのですから。

で、20年後、間違いなく日本ではその数が減少しており、GDPは縮小していきます。

逆に、増加するのはアメリカです。が、今言われている通り、ドル高になっています。

というわけで、これで世界は通貨に対して正常な評価をするようになったと思います。

どちらかというと、人口が減り、GDPが減少しているのに借金が増え続けている円の正当な評価は、円安です。

経済は円盤の上でバランスをとってる状態ですね。

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コストコは順調ですねー。ドルだけで見ると微妙なんですが、為替調節すれば全然順調です!

これはアメリカ人には分かりにくい価値かもしれませんね。そう考えると、逆にチャンスかもしれませんね。

特にアメリカは今後、ドル高でデフレ気味に陥る可能性が高いです。そうなると、ドルの価値は上昇し、アメリカ人は節約志向となります。

ということは、安く物を売ることができる店。「コストコ」は今後有利になると思いますよ。

image by: Wikipedia

『毎日5分! 経済英語NEWS!』2015.6.12号より一部抜粋
著者/八木翼
TOEIC235点だった私が900点を超えるまでの勉強の過程で感じた、「英語のニュースを解説してくれる教材があったらいいのに」という思いを形にしました。全ての英文に和訳、文法解析がついています。
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