燃えよリーマン。「考えるな、感じろ」がビジネスでも重要な理由とは

 

私は、「Don’t think ,Feel」は、ビジネスについて考えるときも示唆に富んでいると思います。

新しい事業を立ち上げる場合、理屈で「これは成功するはず」と考えていても、心が決まらないと、実際に行動はできません。あれこれ考えすぎることで行動が遅れてしまい、チャンスを逃してしまうことも多々あります。私自身のことを考えても、今までうまくいった事件処理やビジネスは、会議で考えて決めたものというより、直観的にひらめいたものが多いようです。

ことビジネスで、考えずに行動するということは、批判の対象ともなりがちですが、ひらめきや直観は、決して軽視すべきではないと思います。

もちろん、事業は直感だけでは成功しません。それを補完するのが論理的思考です。リスクを計算したり、一定のゴールに向けてリソースを配分し、効率的に実現する方法を考えたりといったことが、これにあたります。

しかし、直観やひらめきに際し、自らの態勢が行動に向いていないと、これらの思考は机上の空論」となってしまうでしょう。

直観はその人が今まで学んだこと、訓練してきたこと、経験してきたことすべてが一瞬に反映されるものです。往々にして、何時間考えるよりも、深く物事の本質をとらえることがあります。その一瞬で、勝負の大半が決しているといっても過言ではありません。

「Don’t think ,Feel」

の精神で、常に成功へ向けた行動ができるビジネスマンは、まさに理想。私もまだまだ自信があるとはいえません。その境地に少しでも近づくため、日々「修行」を積んでいきたいと思っています。

「行動に裏打ちされた現実的な夢追い人であれ」(ブルース・リー)

今回は、ここまでです。

image by: Bangkokhappiness / Shutterstock.com

 

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