ベビーカーは悪者なのか。電車内で見たケースから考える「寛容」の心

 

後から考えると、そのお母さんが座っているのと反対側の優先席のポール側に座っている高齢の方に、「すみません、反対側の空いている真ん中の席に移ってもらえませんか? この方はつかまるところがないと座れないようなので」と言えばよかったのか~。でも、その方だって、事情があってその席に座っているかもしれないし~。

難しいですね。そういう一言で人を傷つけることもあると思うと。できるだけ、いろいろな事情がある人の状況を知り気持ちを察することを心がけるしかないですよね。

で、優先席の真ん中が空いていても、つかまるところがないと座れない人もいるということはぜひ多くの人に知っておいて頂きたいです(私も知ったばかりで生意気ですが)。

そして、電車に乗る時のベビーカーはあまり大き過ぎないものにして、ベビーカーの置き場は優先席付近は避けるということかな~。で、子供がぐずったときのために、抱っこバンドは必ず持っていてほしいです。

そうやって、少しずつ自分ができる気配りをしながら、それぞれの許容性の枠を広げていくんでしょうね。

私が遭遇したこの状況、へたすると、こんな非常識な人がいたって、ネットで拡散して、ベビーカー論争になることもあり得ますよね。でも、そういうことにはまったく意味がないのです。「不寛容」を拡散させても何も生まれませんから。私たちが目指すのは、それぞれが心を配り合える社会なのですから!

image by: Shutterstock

 

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