グーグルは人間になりたいのか? こんなにヤバい最新「人工知能」

 

人工知能で詩まで作っちゃったグーグル

人工知能による作曲について前述しましたが、グーグルのAIは「」も作ることに成功しています。

QUARTZによると、グーグルの研究チーム「Google Brain」は詩を作らせるために、3000冊近くのロマンス小説1500冊のファンタジー小説など、総計1万1千冊以上の本を読み込ませたそうです。

それで生み出されたのがこれです。

there is no one else in the world.(この世界には誰もいない)

there is no one else in sight.(視界には誰もいない)

they were the only ones who mattered.(彼らだけが私にとって重要なものだ)

they were the only ones left.(彼らだけが残った)

he had to be with me.(彼は私と一緒にいなければいけなかった)

she had to be with him.(彼女は彼と一緒にいなければならなかった)

i had to do this. (私はこれをやらなければいけなかった)

i wanted to kill him.(彼を殺してやりたいと思った)

i started to cry.(私は泣き始めた)

i turned to him.(私は彼の方を向いた)

なんだかとてもシリアスで、暗いですね。

i want to talk to you.”(あなたと話したい)

“i want to be with you.”(あなたと一緒にいたい)

“i don’t want to be with you.”(あなたとは一緒にいたくない)

i don’t want to be with you. (あなたとは一緒にいたくない)

she didn’t want to be with him.(彼女は彼と一緒にいたくなかった)

こちらは意味深。ロマンスな感じが漂います。

he was silent for a long moment.(彼は長い間黙っていた)

he was silent for a moment. (少しの間黙っていた)

it was quiet for a moment. (少しの間、そこは静かだった)

it was dark and cold. (暗くて冷たかった)

there was a pause. (一瞬の間があった)

it was my turn. (私の番だった)

これはなんとなく情景が浮かぶような気がする文章ですね。

一見するとミステリアスで奇妙な印象も受けますが、微妙なニュアンスをも表現し、人間の感情に訴えているようにも感じます。

もっと精度が上がれば、近い将来には「人工知能による詩集」を楽しめる日がやってくるかもしれませんね。

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