小林:基本的に自衛隊の基地で、日本に主権があるということを前提にすればね。そして、そこから日米安保というものをもう一遍結び直す……とかっていうやり方だったら、いいんですよ。
ケント:僕は日米安保に、もっといろんな国を入れたほうがいいと思うんですよ。例えばオーストラリア……最近ちょっと変な思想が入ってきたんでアレだけど。あとフィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、できればインド。それでタイはオブザーバーにして、あと日本。……韓国には招待状だけ出しておいて、参加するかどうかはそっちの勝手にするで、放っておいて(笑)。これをNATOではなくて“APTO”っていうのかな、“アジアパシフィック条約機構”といったものを作っといて、その中でのアメリカの役割を果たすために日本の基地に展開すると。
小林:いいですね、そのぐらいだったら。
ケント:イギリスにもドイツにもイタリアにも、アメリカの基地があるわけだから。それはNATOの仕事をするためでしょ。だから日本にも、そういうのがあってもいいんですよ。日本の主権を侵害しないからね。
小林:そう。それは全然構わないんですよ。
ケント:そういうところに持っていってもらいたいんで、最終的にはね。
小林:そうですね。
取材・文/まぐまぐ編集部 撮影/南山浩太朗
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