経営のカリスマ・松下幸之助が語る「会社を大きくする人、潰す人」

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カリスマ経営者と呼ばれる人は数多く存在しますが、最も多くの名言を残していると言っても過言ではないのがパナソニックの創業者・松下幸之助さんではないでしょうか。無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、松下氏が残した創業期のエピソードを取り上げ、彼が抱いていたある意味大変厳しい「企業経営の神髄」を紹介しています。

絶対に損をしてはいけない

本日は、松下幸之助さんに関する創業期のエピソードをご紹介します。とてもシンプルな言葉で経営の神髄を語られています。

松下幸之助の経営哲学

幸之助さんは、利益というものについて、非常に厳しい考え方をもっていました。常に、いっていたのは、

「企業が社会に役立つ仕事をすれば、社会から利益という形で還元される。だから、社会に、役立っているかどうかは、利益が上がっているかどうかみればいい」

ということです。逆に、利益が上がらないことは罪悪だといいます。

「多くの人を使い、多くの資材を使って利益を上げないような無駄な仕事をして、多くの人の努力を無駄にし、資源を無駄にしているのは罪悪だ」

というわけです。しかし、当時は、利益を出すというのは決していいことではない、儲かるなら、もっと値段を下げたらいいというような雰囲気がありました。そういう時代の中で、はっきりそういう考え方を打ち出しているところに、あの人の非凡さがあります。

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