行列ができる新宿のピザ屋は、なぜここまでリピーターが多いのか?

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今年の4月に日本初上陸したアメリカ発祥のピザ店「800° DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」。開店当初に比べ行列はだいぶ落ち着いてきたようですが、リピーターは順調に増加しているようです。無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、同店の「美味しさ以外の魅力」を分析、行列ができるのも納得と大絶賛しています。

カスタマイズできるピザ店「800° DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」

華氏800度(=摂氏約425度)で保たれた新窯で焼き上げられる本格ナポリピッツァを楽しめる「800° DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」が2016年4月に新宿「NEWoMan」にオープンしました。

16年3月に開業した、新宿駅直結の複合施設である「NEWoMan」内でのオープンです。甲州街道に面していて抜群のロケーションです。

「800° DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」は12年にアメリカ・LAウェストウッドで1号店がオープンし、西海岸を中心に急成長しています。米国以外ではドバイにも進出しています。そして、満を持して日本に上陸しました。

店舗の前には20人ほどの行列ができていました。噂を聞きつけた人が集まってきているようです。女性の割合が多く、友人同士やカップルでの来店が目立っていました。欧米人もいました。

同店ではまずベースとなるピッツァを選びます。「マルゲーリータ」や「ヴェルデ」など5種類あります。小麦粉、海塩、水、酵母のみを使用した薄い生地が特徴となっています。そして、約40種類あるトッピングを自分の好みで選びます。「カスタマイズ」できるのが魅力です。トッピングの価格は100円、200円、300円の3つがあります。

カスタマイズは今の時代の主流になりつつあります。消費者の嗜好が多様化し成熟している時代では、画一的な商品・サービスの提供では消費者ニーズに対応することができません。個人間に存在する微妙な嗜好の違いに対応できるかが問われています。

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