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知人のもとに突然かかってきた「SMAP元マネジャー」からの電話

元TBSディレクターにして、現在はロスで起業し、「Wowmax Media! 」を経営する海部正樹さんによるメルマガ、『ロサンゼルスで起業してしまったボクの本気メルマガ!』。今回はSMAPの元マネジャーとして一躍時の人となった、飯島三智さんのエピソードをご紹介します。自身がTBSのADだった頃から飯島さんと面識があったという海部さん。彼が知る飯島さんとはどんな方だったのでしょうか?

「ジャニーズ事務所の飯島さん」との思い出

SMAPの解散騒動で、一躍その名が知れ渡ったのがマネジャーのI女史こと飯島三智さんです。 本来マネジャーは裏方中の裏方ですから表舞台に出ることはないのですが、今回は一躍時の人。 今でもとても親しい、、と言うわけではありませんが、飯島さんは昔仕事でお付き合いがあり面識があります

私は新卒でTBSに入社し、最初の仕事は「たのきん全力投球!」というバラエティのAD(アシスタントディレクター)でした。 今回の騒動で、これも久々に名前が目立った近藤真彦(マッチ)、田原俊彦(トシちゃん)、野村義男(よっちゃん)の3人がメインの番組です。 ADは雑用担当なので、私も一日に何回となく所属のジャニーズ事務所に電話していました。 このとき「はいジャニーズ事務所でございますと電話をとっていたのが当時デスク(と呼ばれる事務職員)だった飯島さんです。 当時は携帯電話もメールも無く、忙しいタレントとともに走り回っているマネジャーさんたちは、とうてい連絡がとれないので、いつも事務所にいる飯島さんが間に立って、スケジュールや衣装などさまざまなことを処理してくれました。 マネジャーに頼んでもすぐ忘れられてしまうけど飯島さんなら頼んで安心任せて安心」と思っていました。 そんな時期が3年ほども続いたでしょうか。

その後、私も製作現場を離れ、やがてTBSを退職して、総理大臣だったオヤジの秘書となり、以来ずーっとご無沙汰でした。 ところが、そんなころ突然私の携帯にお電話いただきました。 「海部さん?ご無沙汰してます、ジャニーズ事務所の飯島です!」「おや、こちらこそご無沙汰です。 」「わたし今SMAPっていうグループのマネジャーやってるんですけど海部さんご存知でした?」もちろんSMAPは知ってましたが、飯島さんがマネジャーとは知らず…。

最後にお目にかかったのは2013年の大晦日。 場所はTBSでした。 たまたま家族連れで帰国しており、妻がTBSドラマ「99年の愛」の監修をしていたこともあって、妻と仕事をした編成担当がスタジオ見学に招待してくれたのです。 そのとき、ばったり飯島さんと再会しました。 その場にいる娘がSMAPファンだと伝えたら「いま慎吾(香取慎吾)がいるから良かったら会っていかない?」と言ってくれて、娘は香取慎吾と2ショットを撮ってもらい超ご機嫌、オヤジの面目たつたつでした。

そんな感じなので、本当の仕事ぶりは知りませんでした。 たまに「女帝」とか噂を聞いてはいたのですが、ご本人がまだ駆け出しの事務職だったころしか知らないもので。ところが今回の騒動で、飯島さんの仕事ぶりの片鱗を知ることができました。

もともとジャニーズ事務所は男性社会飯島さんは事務職以上の何物にもなれそうもない立場でした。 これも有名な話ですがSMAPも最初は、たいして期待されていないグループだった。 担当マネジャーもいない彼らを見かねて名乗り出たということですが、そのときに「マネジャーもタレントも期待されていない同士 だから頑張ってあっと言わせようよ」と言ったと聞いたことがあります。

その後、SMAPを売るために、それまでのアイドルビジネスの枠を超えたイノベーティブなプロデュースを進めて行きました。 ドラマやバラエティへの出演。 他業種のカリスマとのコラボレーションなど。 ネットコラムの受け売りですが、アイドルの寿命を格段に伸ばした功労者となった訳です。

だから、今回の騒動では本当に胸が痛みました。 最初に書いたように、とても親しい、、とは言えませんが、いつか機会があれば、ぜひお会いしたいと思っています。 飯島さんの転職先噂のIT企業が、僕の知っている会社だったらなー、と思っています。

image by: MAG2 NEWS

 

ロサンゼルスで起業してしまったボクの本気メルマガ!』より一部抜粋

著者/海部正樹(米国法人WOWMAX MEDIA LLC代表 / プロデューサー)
政治家の二世なのですが、テレビディレクターやアニメプロデューサーになりました。親は嘆いたでしょう。しかも42歳で渡米、その後ロスで起業と来た日には、人生どう転がるかわかったものではありません。そんな私が異国で今日も体験している「海外の起業」と「海外での継業」を中心にいろいろ書かせて頂きます。それと「米国ローカルの時事ネタ」や「10年暮らしてわかる生活ネタ」もご紹介します。
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