ソフトバンクグループの考えるビジネスモデルとは!?
ソフトバンクグループのビジネスモデルとは、情報産業に関わるあらゆる会社が、M&Aにより戦略的シナジーグループとなりプラットフォームを醸成することです。
ソフトバンクグループが、スマートフォンの中核部分を握るARMを3兆円規模で買収したのも、同グループがスマホ市場を押さえるためではなく、同社がビジネスを行っているモバイルアプリケーションプロセッサー、ネットワークインフラ、サーバー、エンベデッドインテリジェンス、自動車、家電製品などの市場で、AIによるIoTの商品やサービスを生み出すことで「情報革命で人々を幸せに」するためだったと言えます。
世界中の企業やエンジニアたちの中に(米アップルや米グーグルが作ったプラットフォームの上で開発するのと同じように)医学や自動車といった分野ごとにソフトバンクグループのプラットフォームを活用する人々がつぎつぎと現れ、データを収集する機器を作り、一方で、プラットフォーム上で個人からライセンスを得たあらゆる企業が、収集されたデータを活用していく過程で、世に存在しないIoTの商品やサービスがまた生まれてくる。
ソフトバンクグループが米国のキャリアビジネス企業スプリントを買収したのは、少子高齢化の日本とは反対に今も人口が増え続けている米国の企業スプリントを同グループの戦略的シナジーグループの一員にし、モバイルコンピューティングビジネスの体制を強固なものにしたプラットフォームを構築する必要があったからなのです。
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