ポケモンGOが「未だにプレイされる」ことに隠されたビジネスのヒント

 

なぜ、みんなはポケモンGOをプレイするのか?

ポケモンGOの収益モデルは「フリーミアム」フリー(無料)とプレミアム(有料)を合わせた造語である。

最初は無料でゲームを楽しみ、必要に応じて有料でアイテムを購入する。

したがって、有料アイテムの購入で収益が上がるのだ。(企業からの収益は別)

これは、ポケモンGO以前からゲームの業界ではあったのだが、一つユニークなのが、「有料プレイヤーのおかげで無料プレイヤーが遊べる仕組み」になっている点。

有料アイテムの一つ、「ルアーモジュール」を、ポケストップの近くで使うと、そのスポットが30分の間「きらきら」となり、ポケモンが現れる頻度が上がる。そして、これが自分以外のプレイヤーがその近くでプレイしていれば「見える」のだ。

これにより、無料の人も普段よりはその近くではポケモンを見つけやすくなるし、見つけた人は、その近くに寄ってくることになる。

ポケモンGOは、初めて人を外に連れ出したゲームであり、かつ、無料の人が有料の人のおかげで、より楽しく遊べることを「見える化」したゲームなのだ。

print
いま読まれてます

  • ポケモンGOが「未だにプレイされる」ことに隠されたビジネスのヒント
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け