日本の紅茶市場はいまひとつ
飲料大手の伊藤園によると、2015年のコーヒー飲料市場は9,420億円であるのに対し、紅茶系市場は4,580億円、緑茶市場は4,150億円にしか過ぎません。日本ではティーを店舗で飲む文化が浸透しているとはいえません。
成長性でも厳しい状態です。同じく伊藤園の推計では、2000年の紅茶系市場は5,793億円の規模がありましたが、その後は縮小傾向を示しています。一方、緑茶市場は2000年の2,171億円から増加傾向を示しています。
紅茶系市場は規模の面ではコーヒー飲料に劣り、成長性の面では緑茶市場に劣っています。コーヒー飲料と緑茶の陰に隠れがちです。
スターバックスはこうした状況に風穴をあけることができるのでしょうか。スターバックスは今年、日本に上陸して20周年を迎えました。相乗効果でティー市場で革命を起こすことができるのか。今後に注目していきたいと思います。
image by: スターバックスジャパン
『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』
著者/佐藤昌司
東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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