「日本人が働けば働くほど国が滅びに向かう」というパラドックス

 

長時間労働は、国益を破壊する

日本最大の問題はなんでしょうか? 私だったら、「日本には尖閣ばかりか沖縄の領有権もない!!!」と宣言している「中国が最大の問題です」と答えるでしょう。

その次は、「少子化問題」でしょうか。日本の出生率は2015年、1.46でした。深刻です。しかし、「既婚女性の出生率」は、なんと1.96なのです。つまり日本人は、結婚したら、たいてい2人子供を産む。要するに、「少子化問題」の根本は、「未婚化」「晩婚化」なのです。

なぜ、「未婚化」「晩婚化」なのでしょうか? もちろん、「私は結婚したくない」という人もいるでしょうし、それは個人の自由です。しかし、「結婚したいのにできない人」もたくさんいる。なぜ?

私は、「金の問題」「時間の問題」だと思います。「金の問題」というのは、「金がなくて結婚できない」。もう一つは「時間の問題」。「時間がなくて彼氏、彼女を見つけることができない」。社会人で時間がないのは、「働いているから」でしょう? 長時間労働の弊害

  1. 個人の時間が少ないので、彼氏、彼女を見つけるのが困難
  2. つきあいはじめても、デートの時間があまりないので、結婚にいたるのが困難
  3. 結婚しても時間がないので、なかなか子作りができない
  4. 子供は生まれたが、長時間労働で、男性(あるいは男女共)が子育てに関われない
  5. 結果、しばしば女性が追いつめられ、幼児を虐待したり、時には殺すケースも出てくる

こんな惨状なのに政府は、「外国人家政婦を雇って日本人のお母さんにはもっと働いてもらおう!などと主張しています。どこまで残酷になれるのでしょうか?

「子供を外国人に預けて、女性はもっと働きやがれ!」

それが、「女性の人権向上だ!」というのです。

ところで、「お父さん、お母さんともっと一緒にいたい!」という「子供の人権は完全無視なのでしょうか?

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