いじめ認知件数を「正直」に公表しワースト1位になった都道府県

 

このような状況の中で、やはり私たち保護者は、京都府の公表している1,000人当たりのいじめ認知件数90.6人をベースにしていじめ問題を捉え、1年で、「10人に1人」、「クラスでは3人の子がいじめられていると認識しておかなければなりません。

このような状況では、子供たちは「次は自分がいじめられるかもしれない」という不安と毎日戦っているはずです。子供たちの不安を解消するためにも、大人が、「いじめのないクラス」をつくってあげる必要があります。先生方に任せっぱなしにしてもいい場合もありますが、親としては不安です。

したがって、自分の子が通っている学校の状況にアンテナを張っておくことが大切です。当然ですが、学校の状況を一番詳しく知っているのは、「自分の子」です。情報収集の第一は、お子さんと話しながら、学校での仲の良い友だちや、問題をよく起こす子、信頼できる先生はどの先生かということを把握しておきたいと思います。

さらには、学校を自分の目で見ることが、とても有効です。落ち着いたクラスなのか、先生の授業はわかりやすいのか休み時間の過ごし方、給食や掃除の時間。さらには下駄箱の様子など2時間見学するだけでも随分わかるものです。先生に許可をいただかなくてはならないという学校もあるでしょうが、ぜひ、時間をつくって学校を見に行ってください。

私たちのところには、毎日、いじめ相談が届いております。いじめを解決するには早期発見・早期解決が基本です。不安に思ったり、気になることが有りましたら、ご遠慮無くご相談ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明

 

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け