朴さんの反日親中外交
朴さんの外交を簡潔に表現すれば、
- 親中である
- でもアメリカとも仲良くしたい
- だから日本をダシに使う
これは、何でしょうか?
韓国は、世界の多くの国々同様、「アメリカは08年に没落した。これからは中国の時代」と認識していた。経済関係も深まっているので、中国と仲良くしたい。すると、いままでの主人アメリカが怒ります。アメリカをなだめるために、韓国は日本をダシにする。「アメリカの要求を聞きたいのですが、日本が邪魔をするのです!」と。
朴さんは2013年2月、大統領に就任しました。2013年6月、中国を訪問。この訪問を「心信之旅」と名づけた。彼女は、習近平との会談で言います。「ハルピン駅に、安重根の記念碑を建ててください!」。安重根は、伊藤博文を暗殺した人物。習近平は、1度目に言われ、「安重根て誰????」という反応だったようです。しかし、再度言われ、「わかりました」と答えた。
このように、朴さんは、「反日で中国と仲良くしよう!」という作戦だった。そして、それは、うまくいったのです。2014年3月、朴さんと習近平は、ハーグで会談。朴さんは言います。「安重根の記念碑を建てて下さって、ありがとうございます!」。習近平は、こう応じました。「それ(安重根記念碑建立)は、私が指示したのだ。中韓は隣国同士であり、同じ夢と目標を持っている!」。
「同じ夢と目標」とは何でしょうか「日本を破滅させること」????
2014年7月、習近平は、韓国を訪問。この時、朴さんは中国中央テレビのインタビューで、こんなことを言っています。「北東アジア最大の問題が歴史問題です。日本の一部の政治指導者が北東アジアの友好関係を悪化させている。特に慰安婦問題は、人類普遍の人権問題です」
2015年9月、北京で「抗日戦争勝利70周年大会」が行われました。記念撮影で、習近平の右にプーチン。左に習夫人。その左に、朴槿恵。記念写真のど真ん中に、「反日統一共同戦線」の国首脳が集結していました(プーチンは、反日ではありませんが、日欧米から制裁されている関係で親中です)。
このように、朴さんの外交は、2015年末まで、ずっと親中だった。そして、彼女と習近平を結びつけていたのは、「日本への憎悪」だったのです。