【京都】今なお残る忠義の証。忠臣蔵ゆかりの名所に義士を訪ねる

 

大石神社(おおいしじんじゃ)

 

大石神社へは四条河原町から京阪バスで山科の大石神社前で下車して移動出来ます。この神社は文字通り内蔵助を祭神とする神社です。

ここの目玉は映画やドラマなどで大石内蔵助を演じた俳優達のパネル写真が並ぶ宝物館があることです。また赤穂の義士達の人柄が偲ばれる書も展示されています。

討ち入りをした12月14日には毘沙門堂から大石神社まで四十七士に扮した義士列が歩く「義士まつり」が開催されています。行列が大石神社に到着するのは午後2時半頃です。

  • 住所:山科区西野山桜馬場116
  • TEL:075-581-5645
  • 拝観時間:9:00~16:00
  • 宝物館拝観料:200円(境内自由)

岩屋寺(いわやでら)

大石神社から竹林の道を通り「大石内蔵助遺髪塚」の石碑を脇目に進むと岩屋寺が見えてきます。大石神社からはほんの目と鼻の先です。この辺りは主君・浅野内匠頭が切腹してから約1年間内蔵助が隠棲していた場所です。

岩屋寺にも内蔵助や四十七士縁の寺宝が数多く残されています。本堂には秘仏の不動明王像が祀られていて内蔵助の持念仏だと伝わっています。その他にも浅野内匠頭と四十七士の位牌や内蔵助の肖像画、手紙、討ち入りの時に着た鎖襦袢などが所蔵されています。

  • 住所:山科区西野山桜ノ馬場町96
  • TEL:075-581-4052
  • 拝観料:300円
  • 拝観時間:9:00~17:00

瑞光院(ずいこういん)

瑞光院は四十七士の主君・浅野家の菩提寺です。境内の奥には浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の墓と、四十六士の遺髪塔内蔵助と義士達の墓碑が並んでいます。四十六士と1人少ないのは、討ち入り後に姿を消し生き延びた寺坂吉右衛門が数に入っていないからです。

浅野内匠頭の墓は内蔵助が内匠頭愛用の短刀と衣冠を埋めて建立した墓です。

  • 住所:山科区安朱堂ノ後町
  • 拝観時間:9:00~16:00
  • 拝観料:境内自由

山科の地は内蔵助が主君の無念を晴らすために仇討の策を練った場所です。主君のために命を懸けて仇討ちをしようとしていた四十七士達は浅野内匠頭を相当慕っていたのでしょう。

義士の情熱と情熱的に慕われた主君の人柄に想いを馳せながらこの時期にゆかりの地を巡ってみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほんの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。

 

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