またもロシアに翻弄されるのか。北方領土が日本に一番近づいた日

 

日本の利益は如何に

今回プーチン大統領が来日するが、来日前から厳しい話が出てきている。安倍総理とプーチン大統領はこれまで15回会談しウマが合うというようにいわれていて、お互いになんとなく期待があった。最近、プーチン大統領はトランプ氏と仲良くなってきており、そういう意味でも本当にうまくいくかどうかわからない状況。

「北方領土については、話合いを続けよう」という形で先延ばしされる可能性が強いようにも思われる。ここにきて急にプーチン氏の本音が透けてみえてきたが、結局日本はいい時に利用されたというようになるのは避けたい。

現在、世耕経済産業大臣兼ロシア経済分野協力担当大臣は一生懸命、経済問題をロシア側とつめている最中である。ロシアにとっての喜ばしい方面だけに行くのではなく、日本側の主張をしきちんと決めるべきことは決めて欲しい

日本にとってどういう利益があるのか。プーチン大統領はしたたかな人であるから、心配な側面もある。

(TBSラジオ「日本全国8時です」11月29日音源の要約です)

 

ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」
ジャーナリスト嶌信彦が政治、経済などの時流の話題や取材日記をコラムとして発信。会長を務めるNPO法人日本ウズベキスタン協会やウズベキスタンの話題もお届けします。
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