「サンタっているの?」という難問に、現役教師はどう答えるのか

 

さて、それでは、何をもって「いる」といえるのか。サンタクロースの重要な存在意義は人々を幸せにすること」である。プレゼントの他に、トナカイやら煙突やら付随するものは色々あるが、メインはとにかくそこである。

つまり、幸せを感じさせる存在がサンタクロースである。12月25日に、幸せになる子どもが世界中に存在しないのか。弁証法的にも、存在するといえる。

サンタクロースの正体が何者なのかという点においては、議論しない。トナカイに乗って空を飛ぶかどうかは、知らない。多くの日本家屋に、煙突はない。そんなことは知らないが、サンタクロースの要件を満たす者は確実に存在するということである。

もちろん、世界中には幸せになれない子どももいるのが現実である。そこに対し、何かしらの手をうつ人もいる。世界の恵まれない子どもに対し、何かしらの施しをしている人がいる。その存在は、その子どもにとって、サンタクロースそのものである。そう考えれば、自分もサンタクロースになれるチャンスがあるのかもしれない。

image by: Shutterstock

 

「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術
著者/松尾英明
『まぐまぐ大賞2014[無料部門]教育・研究』の大賞受賞メルマガです。実践例を通して、教育観を磨きながら、具体的な手法にもふれていきます。「教育を志事にする」を信条に、真に役立つ実践的な情報だけを厳選してお伝えします。教育関係者を中心に、子どもに関わる全ての方々に向けて発信します。登録・解除ともにすぐできますので、ご一読よろしくお願いいたします。
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • 「サンタっているの?」という難問に、現役教師はどう答えるのか
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け