2.音楽系部活動の経験
発表会がある音楽系部活動では、楽譜通りにできるようになっても、さらに練習を重ねます。「理想の音を本番でも出せるように」と、本番に向けてとにかく抜かりなく準備をしています。ここでは何度も何度も練習するという経験を積みます。
この考え方自体は受験でも一緒です。抜かりなく準備をする、という習慣が身についている生徒さんは、受験勉強についても同じように考えることができます。「自分の実力を本番でも最大限出せるように」と普段から抜かりなく勉強しているわけです。
普段の問題演習や模擬試験でできるようになったとしても、何度も何度も繰り返し、ぬかりなく学習することができます。一度できただけでできるようになったと思ってしまう生徒さん、いつも中途半端な勉強・練習しかしていない生徒さんが多いなかで、こういった生徒さんは受験当日に最大限の実力を発揮することができます。
これは、発表会がある音楽系部活動で身につけた練習習慣が受験でも役に立っているよい例です。
1.も2.も、他の経験が受験に役立つ例をご紹介しました。これと同じように受験経験がこれから先の人生で役に立つことがあります。受験勉強自体が将来何か別のことを学ぶときに役立つことも大いにあります。「一流のひとは、何をしても一流である」といわれるように何事も本気で取り組めば、将来の力となって自分に返ってくるのです。
せっかくの受験勉強です。いやいやで、「こんなの役に立たないから。勉強したくないなー」と思いながら勉強するのではなく、「将来この学習経験が役に立つ。しっかり勉強しておこう!」と思いながら勉強したほうが身になると思いませんか。
金子@LFL公認学習アドバイザー