何をしたらいいかを具体的に考える
そうなったら、次は具体的に「何をするか」を考えますね。
まだこのあたりの思考では、「お金」が意識にあってかまいません。
ということは、ある時点から先は「お金、お金」はノイズになり、意識から外れる必要がある、ということですよ。
入ってくるお金を増やす方法は、「お客さんの数を増やす」「購入額を上げる」「購入頻度を高める」の3つしかないので、それぞれにプラスになる行動を考えたらいいのです。
「お客さんの数を増やす」には、「新しいお客さんを増やす」のと「今までのお客さんが減らないようにする」の2つがあります。
という具合に、有効な思考は道がある程度は決まっています。
「新規顧客」「見込み客」「流出」みたいな難しい用語を使おうが使うまいが、本質はなんでも同じです。
すべてに共通するから「本質」なんですよね。
あなたの仕事が「月額いくら」と決まっている「習い事」だとしたら、「生徒数を増やす」は真っ先に検討するでしょう。
購入額は月額いくらと決まっていますが、変えられないわけでもないでしょう。購入頻度は「月額だから月に1回と決まっている」と思うかもしれませんが、そこに別の商品を追加してはいけないなどと決められてはいない。
学習塾のフランチャイズに加盟しているような場合は、勝手に金額を変えたり商品を増やしたりできないケースもありますが、その場合も「許される範囲で何ができるか」「現状では認められていなくても、交渉したら認めてくれるかもしれない」と考えて、有効な思考を続けます。
こうして、具体的に何をするか、何に力を入れるかを決めるのです。
「力の入れどころ」ですね。
それ以外の行動はすべて「抜きどころ」です。
ここに至って、お金の意識は「抜きどころ」となります。
依然として「お金がほしい」と思っていたら、スタート地点から進んでいないことになります。