「風邪のひきはじめ」で出社した人を職場で見たことがある、93%

2017.02.08
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寒さもいよいよ本番! インフルエンザやウイルス性のかぜの流行が気になる季節になりました。近年では2014年にデング熱、2015年にはジカ熱が世界各国で流行し、そして2016年9月には麻疹(はしか)の国内感染が発覚するなど、年々ウイルス・菌に対する意識も大幅に上がってきているといえるでしょう。

なかでも、多くの人が一箇所に集まる職場においては、ただの「かぜ」であっても自分だけの問題ではなく、他人に感染させないように早めの対策が望まれます。そのため、予防方法を把握しておくことはもちろん、一度症状が出てしまったらどう抑えるかを知っておく必要があるのではないでしょうか。

そこで今回トレンド総研では、2016年6月23日~27日の期間において、20~40代のビジネスパーソン500名を対象に、「ビジネスシーンでの冬のかぜ」についてアンケート調査を実施。このたび、そのアンケート結果が発表されました。

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はじめに、「かぜのひきはじめ」の状態で出社したことがあるか聞いてみたところ、97%もの人が「はい」と回答。「かぜのひきはじめ程度で休めないので出社」(29歳・女性)、「熱や頭痛があったが、他に代われる人がいないので出勤」(38歳・男性)など、忙しいビジネスパーソンならではの事情がうかがえる結果になりました。その一方で、『かぜのひきはじめ』の状態で出社している人を職場で見たことがあるという人も93%にのぼった。

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オフィスでは、お互いにかぜをうつすリスクを背負っているといえるでしょう。実際に、「会社でかぜをうつされた」という人は71%にも上ります。

そんな、かぜでも出社している同僚に対し、「隣で咳をされると、うつるんじゃないかと心配になるし、マスクするのも悪いし、とにかく気を使う」(36歳・女性)、「無理してこなくてもいいのにと思う」(31歳・男性)などシビアな意見が集まりました。
これらの意見にもある通り、職場で白い目で見られないためにも、「ひきはじめのかぜ」こそ注意して早めに治す必要があるといえるでしょう。

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次に、かぜのひきはじめの状態のうち、「つらいと思う症状」について聞いてみた結果、1位は「のどの痛み」(77%)、2位が「せき」(51%)、そして3位に「頭痛」(42%)が続きました。

頭痛や鼻水、発熱など様々な「かぜのひきはじめ」の症状の中でも、会議、プレゼン、電話連絡など多方面に影響が出る「のどの症状」が上位に目立ち、仕事への影響が予想されます。
実際、「のどの症状」経験者からは、「面接の進行をしなければいけなかったが、声を出すのが大変だった」(29歳・女性)、「電話対応するのにのどが痛くて声が思うように出なかった」(45歳・女性)など「声が出ない」ことに対する悩みの声が挙げられました。
「のどの痛み」「せき」などの症状があるとビジネスシーンで発揮できる力が「5割以上減」と回答したビジネスパーソンは53%にも上りました。ここからも「のどのかぜ」に対する早急な対処が必要だといえるでしょう。

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そんな「のどのかぜ」を「今年も警戒している」というビジネスパーソンは75%。やはりビジネスマナーとしても高い関心があるようです。しかしその一方、具体的な対策を行っている人となると、その割合は55%まで下がります。

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具体的な対策にまでは後手に回りがちな「のどのかぜ」。そんなのどのかぜの「ひきはじめ」対策を聞きました。その結果、1位に「早めに薬を飲む」(65%)、2位に「マスクをする」(60%)、3位に「うがいをする」(58%)が続きました。

一方で1位の「薬を飲む」に対しては、「薬を飲むと眠くなるので、仕事のときはドリンク剤を飲み、これ以上悪化しないよう注意している」(45歳・女性)など、「眠気」に対する不安の声も。ベストなビジネスパーソンの「のどのかぜ」対策は、こうした「眠気の不安」に対応できる薬などを活用し、しっかりと治すことだと言えるでしょう。

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記事提供:EntamePlex

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